今回は、飯詰地区環境公共推進協議会主催の「飯詰地区生き物調査」について紹介します。
7月3日、五所川原市立いずみ小学校の4年生を対象に飯詰ふれあいパーク付近の飯詰川で開催されました。この活動は環境公共推進の一環として平成22年から行われており、子供たちが身近な自然環境に触れ、それを守っていくことの大切さを学んでもらっています。
太陽は出ていませんでしたが雨も降らず、外で活動するには過ごしやすい気温となりました。開会の挨拶も終わり、みんなで勢いよく川へ向かっていきます。どんな生き物が見つかるでしょうか。
ここで二班に分かれ、もう一班には別の活動をしてもらいました。
パックテスト(簡単な水質解析器具)を用いて、バケツに入れた川の水を調べます。試薬の入ったチューブやアンプルに川の水を入れて、色の変化から水質を判断します。
ここでは協議会事務局の説明を受けながら、汲み取った川の水を調査します。試薬で変化する川の水の色に驚きつつ、初めての実験を楽しんでいたようです。
実験のやりかた、測定した数値の意味.・・・特にCOD(化学的酸素要求量)やDO(溶存酸素量)などは高校生でもなかなか聞く機会のないもので少し難しい内容でしたが、とてもいい勉強になったようです。
次は川での生き物調査の様子です。
みんなとても張り切っていました。川底の石の下、木陰など様々な場所で、時には先生や協議会事務局の方々に手伝ってもらいながら生き物を探しているようでした。
最後はみんなで集めた生き物を観察しました。
様々な生き物が集まり、興奮した様子で桶や水槽の中をのぞき込んでいました。これから今回のデータを持ち帰って、その成果をまとめてもらうことになるようです。楽しみですね。
しばらく観察した後は、生き物たちを川へ帰します。
クラスのみんなで記念撮影をして今年も無事終了しました。参加された皆様、関係各所の方々、ありがとうございました。