今回は、飯詰地区環境公共推進協議会主催の「飯詰川生き物調査」について紹介します。
飯詰地区環境公共推進協議会は、飯詰川流域における農業農村整備事業の実施に際し、農林漁業者、関係団体、地域住民の協働により、環境公共の取組を進めていくために平成22年度に設立されました。
本協議会では、地元の子どもたちが身近な自然・環境に触れ、それを守っていくことの大切さを学んでもらうため、飯詰川での生き物調査を設立当初から毎年継続して開催しています。
今年は、7月4日に五所川原市立いずみ小学校の4年生24名を対象に調査を実施しました。
自分たちの小学校の近くを流れる飯詰川にはどんな生き物がいるのか、その結果から考えられる川の水質はどのようなものなのか、実際に川に入って調べていきます。
当日は快晴で、気温が高く、直射日光も強かったため、熱中症に気を付けながら活動を行いました。
協議会会長の挨拶の後、調査開始です。調査は、水質調査班と生き物調査班の二班に分かれて行いました。
調査を始める前に、生徒みんなで協力して、川からバケツリレーで水質調査用の水を汲み上げました。
水質調査は、パックテストを用いて、色の変化から水質を判断します。児童たちは色の変化に驚きつつ、初めての実験を楽しんでいたようです。
実験のやりかた、測定した数値の意味、特にCOD(化学的酸素要求量)やDO(溶存酸素量)などは普段聞く機会のないもので少し難しい内容でしたが、とてもいい勉強になったようです。
次は生き物調査の様子です。
児童たちは、とても張り切った様子で、川底の石の下、木陰など様々な場所で、時には先生や協議会事務局の皆さんに手伝ってもらいながら生き物を探していました。
最後はみんなで集めた生き物を観察しました。
ヤマメやカジカ、クロカワムシなど、様々な生き物が採れ、興奮した様子で水槽の中をのぞき込んでいました。児童たちは、今回のデータを持ち帰り、その成果を取りまとめるようです。楽しみですね。
しばらく観察した後は、生き物たちを川へ返します。
最後に、全員で記念撮影をして今年も無事終了しました。参加された皆様、関係各所の皆様、ありがとうございました。