アジサイの植栽活動

 現在建設中の西海岸広域農道のうち、既に開通している深浦町風合瀬(かそせ)集落の沿線において、アジサイの植栽活動を毎年行っています。
 この活動自体は、もともとは10年以上前から風合瀬集落の住民が、ゴミ拾いも含め始めたものであり、平成23年度からは、「地域力の再生と農・林・水の連携、環境の保全・再生を目指す」ものとして、西海岸地区環境公共推進協議会と一緒に活動しています。

 今年は7月19日(金)に、地域住民の方など27名が集まり作業を行いました。天気予報では雨の予報でしたが、当日はなんとか晴れて一安心でした。

 活動の内容としては、主に次の2つです。
 まず1つ目の作業として、新しい苗の植栽です。
 今年は赤と青のアジサイを15株ずつ、合計30株を植えました。スコップで土を掘って植えていますが、事前に土をほぐしたため、手で植えることもできました。
 また、アジサイは地植えと鉢植えの場合とで水やりの仕方が異なります。アジサイは乾燥に弱い植物ですが、地植えの場合においては、植え付け後にたっぷりと水やりをすれば、よほど乾燥しない限りはその後の水やりは必要ありません。一方で鉢植えの場合は、こまめに水やりをする必要がありますので、アジサイを育てる際はご注意ください。
 
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きれいに咲くよう願いを込めて植栽
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たっぷりと水やり
                
 
 2つ目の作業として、草刈と周辺の清掃です。
 アジサイが咲く沿線延長は約1km近くに及ぶので、地元住民の方々がそれぞれ役割分担し、手際よく作業を行うことができました。作業後には景観が良くなり、アジサイがより一層鮮やかに映えたように感じられました。
 また、アジサイの花弁にはミツバチが多く見られました。本県のアジサイは7月中旬から下旬に開花するといわれており、越冬のために膨大な蓄えが必要なミツバチにとって、食料調達の絶好の時期になっていると思います。
 
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草刈と清掃の様子
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せっせと働くミツバチ

 これまでの活動のおかげで、沿線約1kmにアジサイが咲き誇っています。これらを保全していくためにも、協議会は、日常の維持管理(アジサイの剪定、ゴミ拾い)を通じて、西海岸地区の地域資源を将来に引き継いでいきたいと思っています。
 また、地域住民の方々は、アジサイが咲く光景を毎年楽しみにしています。このアジサイの植栽活動を機に、植栽した沿線上はもちろん、それ以外の農道でも、ゴミの不法投棄がなくなり、さらに安全運転を心がけながら、鮮やかに連なって咲くアジサイを楽しんでもらいたいと願っています。
 
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開花したアジサイと農道
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お疲れさまでした!