環境公共推進プロジェクト「大川原 未来へつなぐ 体験学習会 ~Part3~」
令和3年度に国の指定棚田地域に県内で初めて指定された大川原地区で、令和5年11月26日に、本地区を学区とする東英小学校6年生と先生、保護者の皆さん34名による「牡丹そば」の食の体験学習会が開催されました。
本取組は、学校教育と連携して大川原地区棚田地域振興協議会主催で開催されているもので、地元の小学生を対象として「農」や「食」の体験学習を通じ、棚田や文化に興味と誇りを持ってもらい、地域を担う次世代への「自然・景観・文化の保全・継承」に繋げていくことを目的として、令和4年度から開催されているものです。
初回と第2回の様子はこちらから見ることができます↓
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part2
今回の体験学習会は、種まき、収穫体験に引き続き開催され、協議会員で大川原地区のそば屋さん「お山の恵み」の店主である福士収蔵さんの指導のもと、そば打ち体験とそばの試食会が行われました。
体験学習は、福士さんからそば打ちの説明を受け、以下の流れで行われました。
①ボールに適量のそば粉、小麦粉、水を入れて、手で混ぜ、練りながら、球状の「そば玉」にしていく。
②打ち台にそば玉を移し、手のひらで丸くつぶし、麺棒で伸ばす。
③伸ばしたそばを折り畳み、包丁で切る。
ここまでの作業を、お父さん・お母さんにフォローしてもらいながら、生徒の皆さんは苦戦しながらも、そばの実が食べるそばになるまでの過程を学びながら、一所懸命に取り組んでいました。(そば打ちしたそばは、持帰用として皆さんに配られました。)
そば打ち体験が終わり、待ちに待った試食会です。
今回、みんなで食べたそばは、生徒の皆さんが作付け・収穫した牡丹そばを使用して事前に「お山の恵み」さんが準備してくれたもので、各自、温かいそば、冷たいそば(ざるそば)の食べたい方を選び、おいしくいただきました。
今年度、3回にわたって開催された大川原地区での体験学習を通じて、地元小学生の皆さんは、棚田を「地域のお宝」として再認識することができたのではないでしょうか。