環境公共推進プロジェクト「大川原 未来へつなぐ 体験学習会 〜Part3〜」

令和3年度に県内初となる国の指定棚田地域に指定された大川原地区の棚田において、本地域を学区とする東英小学校の6年生が、種まき・収穫作業を行った「牡丹そば」に関する食の体験学習が開催されました。
本取組は、大川原地区棚田地域振興協議会が、地域の小学生を対象とした「農」や「食」の体験学習の一環として、7月の種まき、10月の収穫体験に引き続き行ったものです。
食の体験学習会は、大川原地区にあるお蕎麦屋さん「お山の恵み」で行われ、児童たちは店主の福士さんから牡丹そばや作業内容の説明などを真剣に聞いていました。

開催場所の「お山の恵み」

福士さんの説明を真剣に聞く児童

まず、作業場の見学では、そばの製粉機を実際に動かし、そばの実がそば粉とそば殻に分離される様子を見学し、機械を使用することで効率よく、製粉作業が行われることを学んでいました。

製粉作業を見学

次は、そば打ち作業です。そばの練り、延し、切りなどの一連の作業を見学し、職人の手さばきに歓声をあげ、その後、児童たちもそば打ち作業に取り組みました。

そば打ち見学(練り作業)

練り作業に苦戦する児童

職人の切り作業を見学

切り作業を体験する児童

そば打ち作業が一通り終了し、最後に天ぷらを揚げて、完成したそばを配膳します。配膳が終わり、いよいよ児童も保護者もお待ちかねの試食会です。
みんなの「いただきます!」の合図のもと、今年度、一所懸命種まき・収穫し、一所懸命作業して完成したざるそばを、みんなでおいしくいただきました。

児童たちは大満足

このような体験学習を通じ、地域の子どもたちが大川原地区の棚田や文化に興味と誇りを持ち、次世代への「自然・景観・文化の保全・継承」に繋がっていければと思います。