十三湖地域環境公共推進協議会が『東北農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞』を受賞しました!

 令和5年12月26日、中泊町十三湖土地改良区において、令和5年度東北農政局「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」奨励賞の授与式が行われ、川村文洋東北農政局農村振興部長から下山洋樹十三湖地域環境公共推進協議会長に賞状が授与されました。

【川村農村振興部長から下山協議会会長に授与】

 東北農政局では、「強い農林水産業」、「美しく活力のある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる事例の中から、東北独自の特徴ある優れた取組を東北農政局「ディスカバー農山漁村の宝」奨励賞として選定し、広く発信することで他地域へ波及させていくこととしています。

 

 中泊町で活動する十三湖地域環境公共推進協議会は、平成22年6月から「高根地区環境公共推進協議会」として活動してきましたが、平成27年度の十三湖1期地区経営体育成基盤整備事業着手を機会に、十三湖地域全体の環境公共推進組織として改められることになりました。

【受賞記念撮影】

【賞状】

 本協議会は、地域の農業者や多面的機能支払交付金活動組織、関係自治会、地域住民、薄市小学校、十三湖土地改良区、小田川土地改良区、五所川原市中泊町、西北地域県民局地域農林水産部が会員となり、これまでに薄市小学校児童を対象とした「水辺の生き物調査探検隊」などの地域資源を将来に引き継ぐ活動等を行っています。

【令和5年度「水辺の生き物調査探検隊」】
【左:捕獲した魚の道程に挑戦!】【右:排水路の水質はどうかな?】

 賞状授与式では、川村農村振興部長から、この度の表彰は、「長期間活動を継続していることのほか、小学校と連携した活動が特に評価された」との講評がありました。

また、平成27年度に協議会活動の一環で頭首工やポンプ場などを巡った児童が、この経験をきっかけとして、令和5年度から県職員となって農業農村整備の技術者として活躍しています。

 

 協議会では、コロナ禍で自粛していた薄市小学校児童への「(虫送りの)虫つくり」指導の再開や地域資源を将来に引き継ぐための新たな活動を計画しており、より一層の地域活性化に向けて引き続き活動していくこととしています。