平成27年10月15日、青森市の新青森県総合運動公園(マエダアリーナ)で「第38回全国土地改良大会青森大会」が開催されました。
【会場入り口】
本大会は、「~あづましの風流れる青森大会~『土地改良の路(みち)繋ぎ 明日への確かな途(みち)拓く』」をテーマに、農業農村整備に携わる全国の関係者が一堂に会し、農業・農村の重要性や役割を広くアピールするとともに、関係者の総力をあげて農業・農村をさらに発展させることを目的に開催されたものです。
当日は秋晴れの下、大会式典には全国の土地改良関係者ら約3,500人が参加しました。
【式典の様子】
大会式典では、主催者あいさつ、歓迎のことば、来賓による祝辞に続き、土地改良事業功績
者表彰が行われ、永年にわたって土地改良事業の推進に中心的な役割を果たし、地域農業の発展に大きく貢献された67名に賞状と記念品が授与されました。
【表彰式】
【室本農村振興局次長】
続いて、三村知事が「あおもり発!!『環境公共』の推進について」と題して、本県が提唱している地域づくりの新しいかたちである「環境公共」について講演されました。三村知事は、「本県の安全安心な農林水産物を生産するための基礎となる「きれいな水」を守るためには水循環システムの再生・保全が必要であり、この水循環システムと一体的な関係にあるのが「環境公共」である」と説明した上で、環境公共のモデル地区である北三沢地区の取組を事例にしながら、3つの方向性に基づく環境公共の取組を紹介し、「農山漁村は人、文化、食を育む『ゆりかご』である。『環境公共』の取組を通じて、農山漁村を元気にしていきたい」と講演の最後を力強く締めくくりました。
【三村青森県知事】
その後、岩手県、宮城県、福島県による東日本大震災からの復旧状況や復興への取組等の報告、県内の優良事例地区の紹介があり、最後に、魅力ある農業農村づくりを目指していくとの大会宣言を発し、次回開催地である石川県土地改良事業団体連合会に大会旗を引き継いで、閉会しました。
【大会宣言】
また、 式典会場のロビーでは「環境公共」の取組をPRするため、パネル展示も行われました。
【パネルを使って環境公共の取組をPR】
今回の大会により、我が国の農業農村がますます発展することが期待されます。
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