五所川原農林高校環境土木科インターンシップ

10月8日から10日までの3日間、五所川原農林高校環境土木科二年生の生徒6人が、西北地域県民局地域農林水産部(農村整備)でインターンシップ(就業体験実習)に参加しました。
8日は、地域農林水産部農村整備の業務内容や環境公共などについて机上で学んだ後、水準測量の基本について若手職員から手ほどきを受けました。
学校の授業でも何度か学んでいたようですが、厳しい指導に若干緊張気味です。
 
イメージ 1【若手職員の厳しい指導】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
9日と10日は、つがる市車力町で現地測量です。
職員から「測量成果は業務で使う予定のものだからきちんと測って下さい」と言われ、丁寧に作業を進めていました。
現地では、踏査の後、測点を設置し、テープで水平距離を測ります。
 
イメージ 2【稲穂に触れないように注意しながら距離を測定】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その後にレベルとスタッフで水準測量を行いました。
水準測量は、3人1グループで、レベル、スタッフ、野帳記入の作業を交代しながら進めて行きました。
 
イメージ 3【水準測量をする第1班の生徒】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 4【水準測量をする第2班の生徒】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
9日は、秋晴れのよい天気で汗をかくような暑い日だったので、昼食後のメロンソフトがさぞおいしかったと思います。
 
イメージ 5【メロンソフト250円】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
10日は、時折小雨の降る寒い日で、ホットドリンクで体を温めながらの作業となりましたが、最後までがんばって測量をしてくれました。
 
測量作業を終え県民局に帰る途中で、9月26日に中泊町薄市小学校の児童が環境公共の活動を行った高根排水機場に立ち寄り、生き物調査で捕獲した魚を放流した環境池を見学しました。
(薄市小学校児童の活動については、10月22日付けのブログ記事「水と大地の探検隊」をご覧ください。)
ここで、インターンシップ初日に机上で学んだ環境公共について、高根地区環境公共推進協議会の取組を紹介しながら、イメージを膨らませてもらいました。
高根地区では、田んぼの排水を流すだけでなく生き物の生息環境も考えて排水路を整備したこと、小学校の児童たちが生き物調査をしていること、地区協議会のみんなで環境池を造ったりしていること、このような活動を続けることで地域のつながりと環境を守っていることなどを話していくうちに、環境公共についておぼろげながら理解できたようでした。
 
イメージ 6【環境池で環境公共を学ぶ生徒】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
測量は現地作業が終わってから内業があります。
疲れた後に計算し図面を作成するのは正直しんどいのですが、生徒たちは誤りが無いかきちんと検算し、縮尺の間違いが無いように注意しながら図面を作成してくれました。
 
イメージ 7【内業の様子】
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
3日間のインターンシップは、将来の進路選択の参考になったでしょうか。
がんばって測量してくれた成果は、業務に使わせていただきます。
五所川原農林高校環境土木科の皆さん、お疲れさまでした。
 
環境公共学会ホームページはこちら