「第6回あおもりの農と職を体感するバスツアー」


平成29年11月3日、あおもり農村整備広報委員会主催による「あおもりの農と食を体感するバスツアー」が開催されました。

あおもり農村整備広報委員会では、農業農村整備事業の役割やその重要性について、広く一般県民に向けた広報活動を継続的に実施しており、平成24年度からはその一環として、農業水利施設の見学や収穫体験を行うバスツアーを実施しています。

今回は約200名の応募者の中から見事当選した40名の参加者とともに、中泊町の農業水利施設などを巡ります。

まずは、青い森公園で出発式を行い、主催者のあいさつや行程について説明がありました。
その後、参加者とともにバスに乗り込み、「農業農村整備について」「農業農村の多面的機能」などの説明を聞きながら、最初の目的地である中泊町にある芦野(あしの)頭首工に向かいました。

ここでは、芦野頭首工の管理棟に入り、現在、改修工事が行われている芦野頭首工を見ながら、地域の歴史や改修工事の概要、また頭首工の役割などについて、十三湖土地改良区の江良事務局長に説明をしていただきました。

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    【説明を聞いている参加者の皆さん】

次に訪れたのは、ほ場整備事業で整備された、武田地区と十三湖地区です。この地区のほ場は、標準区画が1ha(10,000m2)の大区画化が進められ、水稲以外に麦や大豆などの畑作面積を増加させることとしています。

ここでは、実際に整備されたほ場を見学しながら、ほ場整備事業の概要や役割について説明を受けました。

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           【武田地区】

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             【十三湖地区】

続いて訪れたのは若宮揚排水機場です。

ここでは、除塵機やポンプなどを見学しながら、東北農政局津軽北部二期農業水利事業建設所の齋
藤所長と菅野課長から、揚排水機場の役割などを説明していただきました。

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               【除塵機】


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               【ポンプ】

参加者の皆さんは、このような施設があるおかげで、低い土地でも営農が可能となり、また、洪水から農地が守られ、安心してお米作りを行うことができるようになるということを知り、施設への理解が深まったようでした。

また、敷地内では、大規模ほ場で使用されている大型のトラクターの試乗も行いました。

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          【トラクターに試乗します】

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              【記念撮影】

若宮揚排水機場の施設見学のあとは、十三湖のほとりにある「はくちょう亭奈良や」でお弁当と十三湖名産のシジミ汁を美味しくいただきました。

昼食の後は中泊町特産物直売所「ピュア」に移動して、調理体験を行いました。
調理体験は、中泊町の特産品を使った、「ピザづくり」、「しとぎ餅づくり」、「豆腐づくり」の3コースあり、参加者はそれぞれ申込んでいるコースに分かれて、調理体験を楽しみました。

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              【ピザづくり】

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            【しとぎ餅づくり】

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              【豆腐づくり】

今日一日、農業水利施設などを巡りながら、農業農村整備について学び、また体感することができました。

参加者からは、本日のツアーでは、普段の生活ではあまり縁がないと思っていた農業農村整備が実は身近なところにあり、それらの施設は私たちの生活に欠かせないものであることを知ることができた。ぜひまたこのようなツアーを開催してほしい、という感想が聞こえてきました。

参加者の皆さん、関係者の皆さん、お疲れ様でした。

環境公共学会のHPはこちらから
http://www.npo-afs.jp/kankyokoukyo-gakkai/