「環境公共推進プロジェクト(農業と畜産業の資源循環体験学習ツアー)」

平成29年10月1日(日)、青森県が主催した「環境公共推進プロジェクト(農業と畜産業の資源循環体験学習ツアー)」が開催されました。

このツアーでは、青森県の農産物や畜産物が、耕畜一体となった循環型で持続可能な農業により生産されていることや、その生産基盤が地域の人の手や公共事業によって守られ次の世代に引き継
がれていることへの理解を深めることを目的としています。

今回は、三沢市内の小学生12名と保護者9名が参加しました。

当日、参加者のみなさんは三沢市役所に集合した後、まずは北三沢地区のほ場に向かいました。

北三沢地区は、平成22年度から27年度にかけて、県営事業で約100haの区画整理を実施した地区です。現在は、平成23年に設立されたフラップあぐり北三沢が地域の担い手となり、飼料用稲の作付け等を行っています。

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          【WCSを作っています】

ここでは、北三沢土地改良区の田中事務局長とフラップあぐり北三沢の千葉代表から、それぞれの取組について説明していただき、その後、上北地域県民局から、ほ場整備事業と飼料用稲について説明がありました。

その後、コンバインで飼料用稲の収穫の様子を見学し、さらにコンバインの試乗体験もさせていただきました。

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          【コンバイン試乗の様子】



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          【貴重な体験ができました】

続いて、サウザンドリーフ牧場にやってきました。
この牧場では、乳牛であるホルスタイン種が飼育されており、北三沢地区のほ場で収穫された飼料用米もエサとして使われています。

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         【乳牛(ホルスタイン)です】

今回は畜舎の見学のほかに、牛へのエサやり体験もさせていただき、先ほど収穫された飼料用米が実際に牧場で利用されていることを学ぶことができました。

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    【人懐っこい牛は頭をなでさせてくれます】

また、子どもたちは慣れない防護服を着ながらも、牛との触れ合いを楽しんでいる様子でした。

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       【飼料用米を食べさせています】

お昼休憩を挟み、午後は環境公共学習と調理体験です。
環境公共学習では、紙芝居を使って環境公共や水循環の仕組みについて勉強した後、クイズラリーを行いました。

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        【環境公共について説明中】

イズラリーでは、青森県の農業や今回のツアーで学んだ内容について、全部で16問が出題されました。皆さん正解率がとても高く、今回のツアーで学んだ内容がしっかりと身についているようでした。

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        【何問正解できたかな?】

ツアーの最後は調理体験です。
JAおいらせ青年部の方々に作り方について教えていただきながら、青森県産の食材を使った長いものスムージー作りとバター作り体験をしました。

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           【スムージーづくり】


長いもと牛乳の組み合わせは初めてでしたが、みなさん思い思いにトッピングを楽しみながら、とてもおいしそうに飲んでいました。

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   【バターはクラッカーにつけて食べました】

ツアー後のアンケートでは、子どもたちだけでなく保護者の方々からも「普段できないような体験がたくさんできて楽しかった」「農業や畜産業について初めて知ることがたくさんあり、とても勉強になった」
という意見が多くあり、大人も子どもも満足できたツアー内容になったようでした。

また、参加した子どもたち全員から「このような体験学習があればまた参加したい」との回答をいただくこともできました!

今回のツアーを通じて、農業と畜産業のつながりについて学ぶことができ、地域の農業や畜産業への理解も深まったことと思います。

参加者の皆さん、関係者の皆さん、お疲れさまでした。

環境公共学会HPはこちらから
http://www.npo-afs.jp/kankyokoukyo-gakkai/