環境公共推進プロジェクト~山・川・海の恵みに感謝!水と大地の探検隊~

 令和5年10月5日(木)、中泊町の中里小学校5年生の児童25人を対象に、環境公共推進プロジェクト「山・川・海の恵みに感謝!水と大地の探検隊」を開催しました。

 

 このイベントは、平成30年度から西北地域県民局と十三湖土地改良区が共同で実施しており、体験学習を通じて健全な水循環を守り、豊かな地域資源を将来に引き継ぐことの大切さを理解してもらうことを目的としています。

 

 当日は、芦野頭首工→武田地区(ほ場整備地区)→若宮機場を半日で見学する行程での開催となりました。

 

 あいにく天気が悪かったため、芦野頭首工では管理棟の中から頭首工の見学となりました。芦野頭首工の役割や改修工事の内容などについて、工事を担当している十三湖農地防災事業建設所の鳴海工事課長から説明を受け、十三湖土地改良区の外崎係長から川幅や取水量についてクイズ形式で勉強しました。児童から、芦野頭首工とゴム堰をそれぞれ農林水産省国土交通省が管理しているのはなぜかという質問があり、元々農林水産省が管理する芦野頭首工のみであったが、河川改修で川幅を広げたときに国土交通省がゴム堰を設置したためそれぞれが管理している、との説明がありました。

 

【芦野頭首工説明の様子】

 次に、芦野頭首工で取水した農業用水を利用している武田地区の水田へ移動し、水管理について学びました。この地区では「自動給水装置」を導入しており、田んぼの水位でフロートが上下することで給水量が調整されるタイプと、タブレット操作で給水量を調整するタイプの2種類を見学しました。児童たちは、遠くからでも適切な水管理ができることを知り、驚いていました。

【武田地区自動給水装置説明の様子】

 続いて若宮機場に移動して、水循環に関する紙芝居、森林の働きに関する説明及び実験、機場の説明が行われました。

 水循環に関する紙芝居では、山・川・海におけるそれぞれの役割を通して、私たちが使った水が循環していて、水を大切に使う必要があることを学びました。

 そのあと、森林の働きに関する説明を聞き、森林が地球温暖化を防ぐことや水を蓄えることを学びました。保水力・ろ過実験では、濁った水が森林の土壌にゆっくりと浸透することでろ過され、きれいな水になることを確認しました。

【水循環についての紙芝居】

【森林の保水力・ろ過実験】

 機場の説明では、排水路から汲み上げてタンクに貯めた水を用水パイプラインへ流し、農業用水として再利用する役割と、大雨時などにポンプで水を強制的に河川へ排出することで、農地の湛水被害を防ぐ役割の2つあることが説明されました。

【ポンプの前で記念撮影】

【管理システムの説明の様子】

 最後は、排水路に生息する魚類のふれあい体験を行いました。児童たちは魚を観察したり捕まえたりして触れ合いながら、魚が棲める環境を保全することの大切さを楽しく学びました。

【魚のふれあい体験】

 今回の旅で、頭首工などの農業水利施設の役割や水循環について学習できました。一日では覚えきれなかったかもしれませんが、今回の体験で覚えたことを思い出し、これからも豊かな地域資源を大切にしてくれることを願います。

【最後に記念撮影】

 中里小学校、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。