令和3年度に県内初となる国の指定棚田地域に指定された大川原地区の棚田で、本地域を学区とする東英小学校6年生による「牡丹そば」の収穫体験が開催されました。
本取組は、大川原地区棚田地域振興協議会が、地域の小学生を対象とした「農」や「食」の体験学習の一環として、今年の7月21日に行われた種まき体験に引き続き行われたものです。
地元の方の話では、今年8月の大雨の影響で、棚田全体として例年の1割程度しかそばの収量が見込めない状況とのことでしたが、体験田の種まきの時期が比較的早かったこともあり、そばの種が雨で流されることもなく、無事収穫を迎えることができました。
今回の体験学習は、鎌を使った手刈りによる収穫のほか、棚田で従来使用されているコンバインによる収穫作業の見学も行い、手刈りによる収穫の大変さと、機械による収穫の効率の良さを肌で感じ、学んでいました。
小学生からは「刈ろうとしてもそばが根から抜けてしまう。」「稲刈りよりも難しい。」などの声もありましたが、作業が進むにつれて上手に刈取りできるようになっていました。
今回の体験学習を通じて、地域の小学生が大川原地区の棚田や文化に興味と誇りを持ち、次世代への「自然・景観・文化の保全・継承」に繋がっていければと思います。
次回の体験学習会は12月上旬頃、収穫したそばの試食会(食の体験学習)を予定しています。