アジサイの植栽活動(西海岸地区広域農道「アジサイロード」)

 平成30年7月31日に行われた「アジサイの植栽活動」について紹介します。
 この活動のきっかけは、地元住民の方々が、10年ほど前に西海岸広域農道の沿線の広がる風合瀬(かそせ)地区においてアジサイの植栽を行ったのが始まりです。平成23年度からは、地元農家、深浦町、西北県民局などで構成される西海岸地区環境公共推進協議会の活動としてアジサイの植栽、手入れを行っています。

 当日は、約20名が参加し、アジサイの新しい苗の植栽、清掃を行いました。
 日差しは強かったですが、涼しい風が吹き、体調を崩すことなく作業をすることが出来ました。

 新しい苗の植栽では、スコップで穴を掘り、肥料を加え、20㎝ほどの苗を植えました。
 大きく、のびのびと育つように願いを込めながら、水を充分に注ぎました。穴を掘ってくれた方は、長年この活動に参加しており、掘る穴の深さが的確でした。

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          【穴掘り作業の様子】               【新しい苗を植栽する様子】     
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    【植栽したアジサイに水を注ぐ様子】        【アジサイが際立つよう、雑草の除去運搬】

今回活動する中で、昨年植えた紫色の花の苗木がしっかり成長しているのが確認できました。このように自ら植えた植物の成長を見られるのも、この活動の楽しみかもしれません。

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 【昨年植えた紫色の花の苗木が成長した様子】   【アジサイの上でダンスする二匹のミツバチ】

アジサイは「七変化」「七変草」という別名もあり、色が変わることで知られております。
しかし、アジサイには、アントシアンという一つの色素しか含まれておらず、その様々な花の色の発色は、土壌の酸性度、アルミニウムイオンの量等が複合して成されるそうです。
本活動地区に咲いているアジサイは、大部分が青色です。花が青色や紫色に変色するのは、土壌が酸性の場合といわれています。

10年間ほど続けてきたこの活動により、現在、風合瀬地区の広域農道の沿線両側では、約1㎞アジサイが鮮やかに咲いている道が続いており、「アジサイロード」と呼ばれています。
また、車を止めてアジサイに近づいてみると、ミツバチが仲良くダンスしている姿も見られ、昆虫類にとっても憩いの場となっております。

西海岸地区環境公共推進協議会の派谷会長は「アジサイを植えたことで、景観向上のみではなく、ゴミの不法投棄の減少など、アジサイロードを通る運転者のマナーも良くなってきている」と話していました。

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        【綺麗に連なるアジサイロード】              【参加者全員で記念撮影】

9月頃にアジサイの最終剪定を行う予定です。今後もアジサイの手入れを続けていき、このアジサイロードが鮮やかに彩られ、ドライバーの目を楽しませてくれることでしょう。