飯詰川生き物調査

 飯詰地区環境公共推進協議会主催の「飯詰川生き物調査」について紹介します。

 飯詰地区環境公共推進協議会は、飯詰川流域における農業農村整備事業の実施に際し、農林漁業者、関係団体、地域住民の共同により、環境公共の取組を進めていくために平成22年度に設立されました。

 本協議会では、子どもたちが身近な自然環境に触れ、それを守っていくことの大切さを学んでもらうため、飯詰川での生き物調査を設立当初から毎年継続して開催しています。

 今年は、7月2日に、五所川原市立いずみ小学校4年生を対象に生き物調査を実施しました。昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となります。

 自分たちの小学校のそばを流れる飯詰川にはどんな生き物がいるのか、その結果から考えられる川の水質はどのようなものなのか。実際に川に入って調べていきます。

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【飯詰ふれあいパーク】

 当日は快晴で、外で活動するには過ごしやすい気温となりました。協議会会長の挨拶も終わり、調査開始です。調査は、水質調査班と生き物調査班の二班に分かれて行いました。

 水質調査班は、パックテスト(簡単な水質解析器具)を用いて、バケツに入れた川の水を調べます。パックテストに川の水を入れて、色の変化から水質を判断します。

 児童たちはパックテストの色の変化に驚きつつ、初めての実験を楽しんでいたようです。

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【みんなで水の色が変わる様子をチェック】

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【比色法で数値を確認します】

 実験のやりかた、測定した数値の意味・・・特にCOD(化学的酸素要求量)やDO(溶存酸素量)などは普段聞く機会のないもので少し難しい内容でしたが、とてもいい勉強になったようです。

 

 次は生き物調査班の様子です。

 児童たちはとても張り切った様子で、川底の石の下、木陰など様々な場所で、時には先生や協議会事務局の皆さんに手伝ってもらいながら生き物を探しているようでした。

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【ふれあいパークのそばを流れる飯詰川】

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【何か発見したようです】

 その後、みんなで集めた生き物を観察しました。

 様々な生き物が集まり、興奮した様子で水槽の中をのぞき込んでいました。これから今回の調査データを持ち帰って、その成果を取りまとめるようです。楽しみですね。

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【たくさん捕まえたようです】

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【大きい魚もいました】

 しばらく観察した後は、生き物たちを川へ返します。

 最後に、全員で記念撮影をして無事終了しました。参加された皆様、関係各所の方々、ありがとうございました。

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【記念写真】