五戸川稚魚放流会

 令和3年7月9日(金)、五戸川において、イワナとヤマメの稚魚放流会が行われました。

 主催は「魚にやさしい五戸川の環境づくりを進める会」で、五戸川に設置されている頭首工に魚道が設置されたのをきっかけに発足されました。この団体は、自然環境の保全活動などを根付かせるため、環境公共の取組の一環として放流会を毎年行っており、今年で14回目の開催となりました。

 当日は時間帯を3つに分け、五戸町のみゆき保育園、江渡幼稚園、くらいしこども園の園児46名が参加しました。

 

 はじめに、パネルを使って環境公共について勉強をしました。

 「いつも使っている水は、どこからくるの?水がきれいになるには、どうしたらいいの?」

 川を指さして水が流れていることを示す園児や、少し考えるような様子の園児もいました。

f:id:kankyokoukyo:20210803134156j:plain

蒸し暑い中がんばってお話を聞くことができました!

 いよいよ待ちに待った放流です。カラフルなバケツを持った園児たちの笑顔が光りました。

f:id:kankyokoukyo:20210803134353j:plain
f:id:kankyokoukyo:20210803134411j:plain
「元気に育ってね~」「大きくなってね~」

 稚魚はあわせて4,000匹で、中市河川公園と川原町の河川敷の2カ所から放流しました。

f:id:kankyokoukyo:20210803134623j:plain

成魚観察の様子

 プールの中には、イワナの成魚が用意され、稚魚と成魚の違いも観察しました。触ってみてねと声をかけると一層顔を明るくしていた様子が印象的です。また、大人からのアドバイスがなくても優しく扱い、観察することができました。

 生き物を大切にする気持ちで参加することは、環境公共の取組への一歩だと感じました。

 この放流会で、自分たちが携わった「環境公共」とは何か、さらに興味を持つきっかけになってほしいと思います。