ナイトハイクホタル観察会

 令和3年7月24日(土)に十和田市にある一本木沢ビオトープにて「ナイトハイクホタル観察会」が開催されました。

 一本木沢ビオトープは県の農業農村整備事業で整備されたビオトープで、市民の憩いの場や自然学習の場として利用されています。今回行われたホタル観察会もその一環です。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、今年は例年よりも参加人数を絞っての2年ぶりの開催となりました。

 最初に十和田東コミュニティーセンターでビオトープの役割やホタルの生態について講義を受けたのち、一本木沢ビオトープへと向かいました。

 ホタルが出現するポイントに到着すると、ホタルを驚かさないようにライトを消して暗闇に目を凝らします。すると時折、ホタルが小さな光を発しながら草むらから飛び出してきました。ホタルが飛び回るごとに参加した子供たちは歓声を上げていました。

 残念ながら、今年の厳しい暑さでホタルの繁殖時期が例年よりも早まり、観察会のタイミングで大量発生というわけにはいきませんでしたが、普段なかなか見られない光景を子どもたちは目に焼き付けていました。

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【ホタルについての学習】

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【一本木沢ビオトープのホタル】

 ホタルの観察会の後は、北里大学の協力で実施したライトトラップの観察をしました。ライトにはカゲロウやセミビオトープに生息する水生昆虫などが大量に集まってきており、子どもたちは持参した図鑑を片手にどんな種類の昆虫が集まっているのか調べていました。

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【ライトトラップ】