「ほたる観賞会」は、島守のホタルと、ホタルの棲む環境について知ってもらうため、ホタル部会が毎年開催しているイベントです。
ホタル部会は、島守に生息するホタルの調査・保護活動を10年以上続けています。
ホタル部会は、島守に生息するホタルの調査・保護活動を10年以上続けています。
参加者は45名。
当日は19:00に「南郷朝もやの館」に集合し、盆地内のホタルを2時間ほどかけて観察しました。
これまでは大型バスでホタルの生息地を巡っていましたが、参加者の増加と夜道での安全を考慮し、今年はマイクロバス2台で移動することになりました。
マイクロバスであれば小回りが利くので、山道を通りヒメボタルの生息地にも行くことができます。ヒメボタルは近年、島守地域に戻りつつあるホタルです。
ホタルが発光する時間まで、時間調整も兼ねて夕食をいただきます。
島守産のニンジン、ジャガイモ、ズッキーニ等をふんだんに使ったカレーが供されました。
観察に出発する前に、事務局長からの挨拶と、ホタル部会顧問からの説明がありました。
左写真はクロマドボタルの成虫です。
(写真:ホタル部会提供)
クロマドボタルは幼虫の時期のみ発光するホタルです。
これは観察記録のため、ホタル部会で一時的に捕獲したもので、記録後に元の場所に戻しました。
観察する現場は真っ暗なので、参加者は足元を照らすための小さなライトを持参します。
ホタルは強い明かりが苦手ですので、少しでも影響を減らすため、ライトに赤セロファンを巻きます。
このライトもホタルに向けるのではなく、自分の足元を照らすためだけに使います。
マイクロバスも生息地から少し離れたところに停め、ホタルに影響がないよう配慮します。
説明を受けた後、主催者の案内でホタルの生息場所に向かいます。
今年は発光時期が例年より遅れているとのことでしたが、「ヘイケボタル」「ゲンジボタル」「ヒメボタル」の3種類を確認することができました。
ホタルが林縁で燐光する様は大変美しく、どうにかして写真に収めようとしたのですが…。
カメラ素人のためこの写真が限界でした。
ちなみに、これはヘイケボタルです。
島守のホタルですが、成虫や幼虫を捕獲し持ち出す人が後を絶たず、ホタル部会で監視や巡視を強化しています。
島守では外部で繁殖したホタルを放流するのではなく、ホタルの棲める環境を整えることで、ホタルの生息域を拡大させてきました。
「環境を整えること」には、水路の草刈りや泥上げなど維持管理のほか、水質保全や生息域の調査、ホタル観賞会などの一般への広報活動も含まれます。
ホタルを捕獲して自宅に持ち帰っても、そのホタルが死んでお終いです。
現地での鑑賞にとどめ、持ち出さなければ、それが繁殖して来年以降もホタルを見ることが出来ます。
どうかホタルを持ち出さないでください。
島守では、ホタル観賞会のほかにも、農村ならではのイベントが多数開催されています。
また、来年もホタル観賞会が開催される予定です。
イベントの詳細について知りたい方は、下の連絡先までお問い合わせください。
(連絡先)
島守田園空間博物館運営協議会事務局
TEL:0178-80-8088
FAX:0178-80-8017
「環境を整えること」には、水路の草刈りや泥上げなど維持管理のほか、水質保全や生息域の調査、ホタル観賞会などの一般への広報活動も含まれます。
ホタルを捕獲して自宅に持ち帰っても、そのホタルが死んでお終いです。
現地での鑑賞にとどめ、持ち出さなければ、それが繁殖して来年以降もホタルを見ることが出来ます。
どうかホタルを持ち出さないでください。
島守では、ホタル観賞会のほかにも、農村ならではのイベントが多数開催されています。
また、来年もホタル観賞会が開催される予定です。
イベントの詳細について知りたい方は、下の連絡先までお問い合わせください。
(連絡先)
島守田園空間博物館運営協議会事務局
TEL:0178-80-8088
FAX:0178-80-8017