平成26年10月25日、十和田市で「未来に伝える三本木原開拓シンポジウム」が開催されました。
このシンポジウムは、平成25年に「三本木原開拓施設群」が土木学会選奨土木遺産として認定されたことを記念し、三本木原開拓事業について広く一般に知っていただくために開催されたものです。
銘板授与
当日は、認定記念として作成された稲生川紹介DVDが上映されたほか、次の方々に基調講演をいただきました。
「三本木原開拓と武士道精神」静岡理工科大学 志村教授
基調講演の様子
翌日には、稲生川現地見学会が開催されました。
シンポジウム参加者のうち約20名が参加し、稲生川の起点となる稲生川頭首工(取水口)、法量農村公園、山神の碑、一本木沢ビオトープなどの施設を見学しました。
現地見学の様子(稲生川頭首工)
現地見学の様子(山神の碑…稲生川開削当時の技術者の名前が刻まれた碑)
シンポジウムや現地見学会の参加者からは、「普段何気なく目にしていた稲生川が貴重なものであることに驚いた」「三本木原開拓の技術の高さに改めて感銘した」「書物だけでは分からなかった情報が沢山あった」などの感想が寄せられていました。
三本木原開拓については、十和田市立新渡戸記念館のホームページで詳しく紹介されています。興味のある方は是非ご覧ください。
新渡戸記念館ホームページはこちら
環境公共学会ホームページはこちら