福島徳下地区のほ場整備事業で造成した学習田とビオトープ池で、藤崎町立常盤小学校5年生による「なまず米」の稲刈りと、3年生による生き物観察会が行われました。
5月に生徒たちが植えた稲は、天候にも恵まれ稲穂がたわわに実り、収穫の時期を迎えました。
5年生は、地元農家の方々から稲の刈り方を説明してもらった後、早速挑戦。始めは慣れない作業に悪戦苦闘しながらも、コツを掴むとサクサクと上手に稲を刈り取っていました。
稲刈りの様子
大きく育った稲
みんな上手に刈り取っています
藤崎町徳下地域では、かつてたくさんのナマズが水路を遡上し、水田で産卵していましたが、水路のコンクリート化や農薬などの影響からかその姿を見ることがめっきり少なくなりました。
そこで、地元農家が立ち上がり、ナマズが遡上するための水田魚道の設置や減農薬による水稲栽培など、環境に配慮した取組を続けてきた結果、ナマズが再び水田に帰ってきました。
協議会では、ナマズが生息する水田で収穫されたお米を「なまず米」と名付け、町内の産直施設で安全安心なお米としてPRし販売しています。
なまず米の販売(@藤崎食彩テラス)
また、3年生は5月と同様にビオトープ池周辺の生き物観察会を行いました。その他、今回は水田の上空にいる生き物(鳥や昆虫など)も観察しました。
双眼鏡を覗いてみよう
何か見えたかな?
秋のビオトープには何がいるかな?
バードウォッチング(ハシボソガラス)
ビオトープ池とその周辺には多種多様な生き物がいることを楽しみながら知ることができました。今回の体験を通じて、子供たちは環境を守ることの大切さを学んでくれたと思います。