ナイトハイク ホタル観察会

 令和5年7月22日(土)に十和田市にある一本木沢ビオトープで「ナイトハイク ホタル観察会」が開催されました。

 一本木沢ビオトープは県の事業(H9~H16)で整備されたビオトープで、市民の憩いの場や自然学習の場として利用されています。今回行われたホタル観察会もその一環で、今年は2年ぶりの開催となり、保護者を含む27名が参加しました。

 最初に十和田東コミュニティセンターに集合した参加者は、北里大学の柿野先生からビオトープの役割やホタルの生態について講義を受けたのち、一本木沢ビオトープへと向かいました。

【左:ホタルについての講義   右:出発前の集合写真】

 ビオトープ周辺のホタルが生息する水辺に到着すると、ホタルを驚かさないようにライトを消してじっと目を凝らします。まだ日が沈み切っていない最初のころはなかなか見つかりませんでしたが、周囲が完全に暗くなると時折ほのかな光を放ちながら飛び立つホタルが見られました。また時間がたつごとにホタルの数は徐々に増え、複数のホタルが一斉に光りながら飛び交った瞬間には、私も思わず「わぁ~!」と声が漏れるほどの美しさでした。

【飛び交うホタルの光】

【参加者の襟元に留まったホタル】

 今年の観察会は梅雨明け直後で湿度と気温が高く、ホタルの飛翔に最適な環境での開催となり、例年以上に多くのホタルを確認することができました。観察会に参加した子供たちにとって、記憶に残る経験になったと思います。

 

 一本木沢ビオトープでは8月19日(土)に水辺の生き物、9月2日(土)にトンボを対象とした観察会を開催予定です。詳細は十和田市ホームページを御確認ください(下の埋め込みからどうぞ)。

www.city.towada.lg.jp

☆ホタルを観察する上での諸注意☆

  • ホタルの生息地を懐中電灯、カメラのフラッシュ等の強い光で照らさないでください。発光障害が生じ、繁殖に支障が出る可能性があります。
  • ホタルは水辺に生息していますので、観察の際は昼間に地形を確認し、誤って転落しないように十分注意してください。
  • ホタルの生息地で虫よけスプレー、殺虫剤等を散布しないでください。虫刺され対策は事前に行ってから望んでください。