巨大な消波ブロック
消波ブロックは、沖合から打ち寄せる波のエネルギーを減少させるために設置されるコンクリート製の構造物で、中泊町の小泊地区では、全国でも珍しい高さ5m、幅5m、重さ100tの巨大な消波ブロックの製作が令和4年5月から行われています。
出来上がったブロックは製作場所から岸壁付近に陸送され、その後クレーン船にて防波堤の外側に設置されますが、重さが100tあるため、県内にあるトレーラーや船では作業ができず、トレーラーは兵庫県から、クレーン船は北海道からチャーターされました。
消波ブロックの設置が完了すれば、防波堤を波が越えることがなくなり、漁船の損傷を防ぐほか、荒天時の見回りが不要となることで、漁業者の就労環境の改善が図られます。