つがる市にある「市営車力屏風山牧野(屏風山牧場)」で草地整備が始まりました。これまで、草地畜産基盤整備事業(H29~R3)を活用し、放牧地約86haのうち約54haの整備を行い、現在は残りの約32haを整備中です。
牧場一帯は屏風山砂丘地域の特殊土壌地域であり、耕起すると砂がでてきますが、そのすぐ下には湿性の粘土質の土壌があり、排水不良の部分も多く、いわゆる“土壌条件不利地域”となっています。
このような地域においても、草地整備を行うことにより、草勢回復に繋がるほか、景観の回復にも繋がり、昔ながらののどかな風景を取り戻すことができます。今年は、播種後ほんの少し発芽するだけですが、雪の中で冬を越したのち、来春には写真のような青々とした光景がみられることでしょう。
今後も、利用農家さんが使いやすい牧場となり、この地域で放牧頭数が増えることが期待されます。