上小国地区ビオトープ池の転落防止柵設置作業

 外ヶ浜町上小国地区にあるビオトープ池で転落防止柵の設置作業を行った様子について紹介します。

 このビオトープ池は、平成20年度から平成24年度にかけて実施されたほ場整備事業を契機として、魚類や昆虫類などの多種多様な生き物の生息環境を保全するために、当時、活用されていなかったため池を整備し造成されました。

 しかし、近年は経年劣化によって、護岸や橋の損傷が見られ、ビオトープ池の機能が低下し、安全に生き物観察ができないといった問題が発生しています。

 そのため、県の「中山間地域ふるさと活性化基金」を活用し、本来のビオトープ池の機能を回復させるため、上小国地区環境公共推進協議会のメンバーで、毎年少しずつ補修作業を実施してきました。

 令和3年度は、2箇所あるビオトープ池のうち、1箇所の池の周りに転落防止柵を設置する計画となっています。

 今回の作業では、外周およそ100mの池の周りに1m間隔で、穴あけ加工が施された木杭を打ち込んでいき、その木杭の穴にロープを通す作業を行いました。木杭の設置は、穴の向きや、打ち込む深さを揃えなければならないため、最初は悪戦苦闘していましたが、コツをつかんでからはスムーズに作業を行っていました。また、設置された転落防止柵は、きれいで、堅牢な仕上がりとなりました。

 来年度は、もう1つの池の周りに転落防止柵を設置する予定で、これによって地元の子供たちが、安全に生き物観察会を行えるようになることが期待されます。

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木杭を設置する様子

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完成後の様子