和平地区の共同衛生検査作業
田子町の和平地区で、放牧牛の衛生作業を行いました!
和平地区は今年度から事業を開始する新規地区で、今年4月、牧場管理者である和平高原開発農場を始めとする関係者からなる「和平地区環境公共推進協議会」を設立しました。今回は当地区で行われた協議会の活動内容を紹介します。
6月5日、関係者が牧場に集まり、共同で放牧牛の害虫防除や健康チェックなどに係る衛生検査を行いました。
これは、牛の病気を媒介するダニを駆除するための作業で、放牧する全頭に対して、ダニに効果のある薬をかけ、牛についているダニを駆除することができます。
また、この作業は牛についているダニを駆除するだけではなく、放牧された牛が牧場で寝転んで休憩する時に、体表面に散布した薬が牧草に付着することで、牧草に潜んでいるダニを駆除する効果も期待されています。(牧草には無害の薬です。)
ダニは吸血により、病気を媒介する害虫なので、放置しておけば牛が重い病気になったり、病気が伝染することもあるため、衛生検査は定期的に行われています。
このように、関係者が集まり共同で作業することは、「環境公共」の理念の一つである、「農林水産業が支える自然・景観・文化の保全継承」に繋がり、地域の結いを護り継承していくことができます。