蛎崎(かきざき)地区ため池等整備事業で環境配慮型水路を設置しました

 平成29年度から県営ため池等整備事業でむつ市川内町蛎崎地区の水路の改修を行っています。改修前の水路周辺では絶滅危惧Ⅱ類に分類されているスナヤツメの他、イワナ、ヤマメ、ヤマアカガエルカナヘビといった生物が確認されました。

 
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【水路内に棲息するスナヤツメ】


 これらを保全するため、水路に隠れ家となる小岩や砂地、水路に落ちた小動物の脱出用スロープなどを付帯した環境配慮施設の活用を計画しています。令和元年度は、水路の側面に魚の隠れ家となる空間を設けた「湾処(わんど)水路」を設置しました。
 この水路を泳ぐ生き物たちの姿を見るのが待ち遠しいです。

 
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【湾処水路】