環境公共推進プロジェクト「トマト&オニオンプロジェクト」

 令和元年7月27日(土)に、地域の子供と保護者を対象とした環境公共推進プロジェクト「トマト&オニオンプロジェクト」を青森市蓬田村で行いました。
 このイベントは、農山漁村での様々な体験を通して、青森のおいしい農産物が、地域の人の手によって守られ、次の世代に引き継がれていることの理解を県民に深めていただくことを目的に、たまねぎ・ミニトマトの収穫体験、環境公共学習等を東青地域県民局地域農林水産部が主催して行ったものです。

 

 最初は北部地区農村環境改善センター(青森市)で開会式を行い、参加者全員で集合写真を撮りました。
 その後、バスに乗り、最初の目的地である「たまねぎほ場」に向かいました。バスの中では、当事務所職員からたまねぎに関するクイズが出題されました。青森県ではたまねぎの消費量が多いにもかかわらず、生産量が少ないと聞き、参加者は驚いていました。

 

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【集合写真】

 

 奥内たまねぎ生産組合のたまねぎほ場では、奥内たまねぎ生産組合の西澤代表によるたまねぎの栽培状況や収穫方法の説明のほか、当事務所職員から栽培に必要となる「水」の循環について説明を行いました。子供たちは普段使っている水が循環していることを知り、「ごみ拾いをして水をきれいにしたい。」と言っていました。
 説明が終わった後はたまねぎの収穫体験をしました。子供でも葉を掴むだけで簡単に土から引き抜けるので、子供たちは楽しそうに収穫していました。子供たちはテレビの取材に対し、「簡単に土から抜けて楽しかった!」と答えていました。

 

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【たまねぎ収穫体験の様子】

 

 次の目的地は、蓬田村にあるミニトマトのビニールハウスです。ここでは、蓬田村職員や生産農家の久慈氏から収穫方法などについて説明を受けた後、収穫体験をしました。参加者のみなさんは大きく実った赤いミニトマトを傷つけないように丁寧に収穫していました。今回収穫したミニトマトはキャロル10という品種で、果実は肉厚であり、果皮は薄く口に残らず、高糖度という特徴があり、収穫体験中にミニトマトを試食した参加者は「おいしい!」と笑顔で言っていました。子供たちは袋にたくさんのミニトマトを入れ、満足そうにしていました。

 

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ミニトマト収穫体験の様子】

 

 帰りのバスでは、参加者にアンケートを書いていただきました。子供たちは収穫体験を楽しみながら水の大切さを学ぶことができたようです。保護者からは、「子供に貴重な体験をさせることができる良い機会となった。また開催してほしい。」といった称賛の声がありました。

 

 最後に、このイベントを通して、青森県の「環境公共」の取組や、自分たちの住んでいる地域の農産物の魅力に改めて気づいていただけたと思います。
今後もこのようなイベントを開催する予定ですので、みなさんのご参加をお待ちしています。