東青の農業収穫体験学習会


平成30年7月28日(土)に、青森市蓬田村で、小学生と保護者を対象に「東青の農業収穫体験学習会」が行われました。
 この体験学習は東青地域県民局地域農林水産部が主催し、農山漁村での様々な体験を通して、青森のおいしい農産物が、地域の人の手によって守られ、次の世代に引き継がれていることへの理解を深めることを目的に、たまねぎ・ミニトマトの収穫体験、環境公共学習等を行いました。

 最初は北部地区農村環境改善センターで開会式を行いました。開会式では野呂調整監から今回のイベントの目的等をふまえて挨拶がありました。挨拶の後は参加者全員で集合写真を撮りました。
 開会式を終えた後はバスに乗り、最初の目的地に向かいました。バスの中では松居主査から青森県のたまねぎの現状について説明がありました。青森県ではたまねぎの消費量が多いにも関わらず、生産量が少ないと聞き、参加者は驚いていました。

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【集合写真】

 最初の目的地は奥内たまねぎ生産組合のたまねぎほ場です。ここでは、奥内たまねぎ生産組合の川田氏によるたまねぎの取組についての説明や、山下技師による水循環についての説明がありました。参加者のみなさんは熱心に話を聞いていました。
 お話が終わった後はたまねぎの収穫体験をしました。思っていたよりも簡単に土から引き抜けるので、子供達も元気いっぱい楽しんでいました。

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【水循環の説明】                    【たまねぎ収穫体験の様子】

 次に向かった先は奥内小学校の田んぼアートです。奥内小学校は今年創立140周年を迎え、それを記念した田んぼアートです。参加者のみなさんは高台にのぼり、田んぼアートを眺めていました。地元のみなさんにこの場所を知ってもらうことができ、奥内土地改良区の稲葉氏は「この田んぼは奥内小学校のみなさんと作りました。これからもぜひ見に来てください。」とおっしゃっていました。

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田んぼアートの様子】

 最後は蓬田村ミニトマトのビニールハウスです。農家の久慈氏から収穫方法などについて説明を受けた後、収穫体験をしました。参加者のみなさんは大きく実った赤いミニトマトを傷つけないように丁寧に収穫していました。収穫体験中にミニトマトを試食した参加者は「おいしい!」と笑顔で言っていました。子供達はかごにたくさんのミニトマトを入れ、満足そうにしていました。

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ミニトマト収穫体験の様子】

 帰りのバスでは、県農村整備課虻川主幹が昨年マスコミに取り上げられた蓬田村のたまねぎ栽培の取組について説明をした後、テレビ放送された映像を見てもらいました。参加者のみなさんは、蓬田村がたまねぎ栽培に力を入れていることや今回のイベントの目的について再認識したのではないでしょうか。

 最後に、この体験学習を通して、青森県の取組や、自分たちの住んでいる地域の農産物の魅力に改めて気づいたと思います。
 今後もこのような体験学習を開催する予定ですので、みなさんの御参加をお待ちしています。