環境公共推進プロジェクト ふるさとの水を探る旅

 9月14日(金)、中南地域県民局と水土里ネット岩木川支部が合同で「環境公共推進プロジェクト ふるさとの水を探る旅」を開催しました。
この旅は、ダム、農業水利施設(頭首工(とうしゅこう)、農業水路)の役割の学習、植樹体験などを通じて、健全な水循環を守り、豊かな地域資源を将来に引き継ぐことの大切さを理解してもらうために開催したもので、今回は弘前市致遠小学校の4年生74名が参加しました。

 まずは小学校で出発式。
教頭先生から、水の循環について学んでくること、講師の方の話をしっかり聞くことなどの注意がありました。
 出発式を終えるといよいよ出発です。
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【出発式の様子】

 小学校から徒歩で移動し、致遠小学校の学校田へやってきました。ここでは学校田の管理をしている石戸谷さんから水田での水の役割、水の管理や用水路の役割について説明してもらいました。
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【水田での水の役割を説明】

 次に訪れたのは岩木川統合頭首工です。
ここでは、頭首工の役割について説明を受けました。この頭首工は、昭和33年の大水害により11箇所の取水施設が流されたことをきっかけに、それらを1箇所に統合してできたものです。
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岩木川統合頭首工について説明】
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岩木川統合頭首工を見学】

 続いて、星と森のロマントピア付近で植樹体験を行いました。
 植樹体験の前に環境公共コンシェルジュの富岡さんから森と川と海とのつながりについて説明を受けました。
 大きく育ってほしいと一つ一つ気持ちを込めてケヤキやスギを植樹していました。
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【森と川と海のつながりについて説明】
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【植樹体験】

 続いて、西目屋村中央公民館では、中南地域県民局から「水循環と環境公共のお話」を紙芝居で説明をしました。
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【水循環と環境公共のお話(県民局農村計画課)】

 続いて、津軽ダムへと移動し、岩木川ダム統合管理事務所の職員からダムの役割について学び、堤体からダム湖、ダム下流を眺めました。児童たちは、ダムの高さ(97.2メートル)やダムの堤体から見た景色に驚いている様子でした。
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津軽ダム】
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津軽ダムの役割について説明】

 最後は、白神山地ビジターセンターで展示ホールを見学しました。
 今回の水の旅を通して、水循環を守ることの大切さ、地域資源を将来に引き継ぐことの大切さを学ぶことができたのではないでしょうか。

 致遠小学校の皆さん、水土里ネット岩木川支部の皆さん、お疲れ様でした。