平成30年9月29日(土)に、平内町夜越山森林公園で、ヒノキアスナロ緑の少年団と今別緑の少年団を対象に「東青地区緑の少年団交流集会」が行われました。
この体験学習は農山漁村での様々な体験を通して、青森の森林や農産物が地域の人の手によって守られ、次の世代に引き継がれていることへの理解を深めることを目的に、森林環境教室、林業体験、水循環・ほ場整備に関する学習を行いました。
最初は夜越山森林公園第4駐車場で開会式を行いました。開会式では林業振興課赤石林務調整監から今回のイベントの目的をふまえた挨拶がありました。
開会式を終えた後は、森林環境教室を行いました。この学習会では、夜越山森林公園を散策しながら森林インストラクターの千葉氏、奈良岡氏、日下氏から様々な植物などについて学びました。実際に植物のにおいを嗅いだり、木の実などを食べたりしました。インストラクターからは「食べられる植物やキノコについて知っていると、災害時など食料がない時に役立つのでしっかり理解してほしい。」というお話しがありました。
その後は昭和天皇御手植地で植樹祭について学びました。全国的に行われていると知り参加者は森林の大切さをより理解したようです。
開会式
森林環境教室
お昼ごはんを食べた後は、林業体験を行いました。林業振興課から県民環境林や枝打ちの目的について説明の後、実際に枝打ち体験を行いました。参加者は長いノコギリを使って一本ずつ枝を切り落としていました。ノコギリを重そうに持っている参加者もおり、森林を管理し育てる大変さを知ったのではないでしょうか。
枝打ち体験
林業体験の後は、近くの水田へ移動し農村計画課から水の循環やほ場整備について説明を行いました。ほ場整備という言葉を学校で習った参加者もおり、説明を熱心に聞き、質問をしていました。特に、今別緑の少年団の方々は現在、今別町二股地区でほ場整備が行われていると聞き、より身近なものであると実感したのではないでしょうか。
参加者の中には、今回提供した田んぼの生き物図鑑を使って生き物を探している人もいました。
参加者の中には、今回提供した田んぼの生き物図鑑を使って生き物を探している人もいました。
水循環・ほ場整備の説明
水田の後は、夜越山森林公園で集合写真を撮り、閉会式を行いました。参加者代表からは「森林や田んぼの大切さがわかり、大切にしていきたい。」と感想をいただきました。
集合写真