浅瀬石川 水の旅

7月10日(火)に、浅瀬石川土地改良区が主催する「浅瀬石川 水の旅」が開催されました。「浅瀬石川 水の旅」は、普段何気なく使っている水の大切さや農業水利施設の役割について学んでもらうことを目的に毎年開催しており、今回は黒石市立浅瀬石小学校の4年生9名が参加しました。

 まずは小学校で出発式。
土地改良区職員の挨拶の後、先生から、講師の方の話をしっかり聞くことなどの注意がありました。
 出発式を終えるといよいよ水の旅に出発です。
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【出発式の様子】

 バスに乗って、最初の目的地である浅瀬石川ダムに移動し、まずはダムの地下にある監査廊(かんさろう)を見学しました。
監査廊の急な階段に子どもたちは驚いていました。
ちなみに、監査廊とは、ダム堤体内にある管理用の通路で、点検などを行うために設置されています。
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【監査廊を見学】
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堤体からダムを見学】

児童たちは、浅瀬石川ダムには農業用水の供給のほかに洪水調節や水道水の供給、水力発電といった役割を持っているとの説明を聞き、しっかりとノートに書きとめていました。
 
 次に津軽広域水道企業団にやってきました。ここでは普段自分たちが使っている水がどこから運ばれてきてどのように処理されているのか、実際の施設を見学しながら学びました。
ろ過の様子を実験で見せると、児童たちは黒ずんでいた水が透明に変化していく様子に驚いていました。
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【実験に興味津々です】
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【施設見学中】

 続いて、温湯頭首工(ぬるゆとうしゅこう)にやってきました。ここでは頭首工の役割や水の取水方法の説明を受けました。
 ここで取水された水は、農業用水路を流れて農地へと運ばれていきます。このような農業水利施設が農業にとって非常に重要な役割を担っていることを学びました。
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【頭首工について勉強中】

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【温湯頭首工】

 続いて、田舎館村埋蔵文化財センターにやってきました。
 ここでは、発掘された弥生時代の田んぼの跡を見学しました。
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弥生時代の人々の足跡と大きさ比べ】

 最後に浅瀬石川漁協で生き物観察を行いました。
 農業用水路や水田には生き物が生息していて、以前は農薬の影響で生き物が見られなくなっていましたが、最近ではドジョウやタニシが増えてきています。
 生き物観察の後は、水循環について学びました。
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【生き物観察】
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【水循環の説明】

 今回の水の旅では、自分たちの生活を支える水の大切さや農業水利施設の役割について学ぶことができたと思います。

 浅瀬石小学校の皆さん、お疲れさまでした。