ふるさと“水のみち”探検隊

 平成30年7月18日、島守小学校の児童を対象として、ふるさと”水のみち”探検隊が開催されました。
 八戸平原土地改良区では、地域の基幹産業の農業や、農業用水等に関係する施設を見学し、体験する野外学習会である「探検隊」のイベントを主催しています。
 今年「探検隊員」となった島守小学校の児童36名は、結成式を終えると、バスに乗って目的地へ出発しました。
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はじめに、水をためておくことが出来る【西山吐水槽(とすいそう)】に向かいます(左上)。 
 この吐水槽がある八戸平原地区は山間部に畑があり、営農に必要な水は畑よりずっと低い位置から運んでこなくてはなりませんが、ポンプで運んだ水をこの大きな水瓶に溜め置きます。ためられる水の量は25mプール5個分になるそうですよ!
 次に、吐水槽から来た水が出る大きな蛇口【給水栓】を見に行きましたイメージ 4(右上)。
 栓をひねるとすぐに出てくる水の勢いに驚いていました。
 

 3番目には、【巻の下頭首工(とうしゅこう)】を見に行きました(中)。
 流れてくる水を堰上げて取水し、各地域に配分するのが頭首工の役割です。この頭首工には魚が遡上できるよう、魚道も設置してあります。川の上から迫力満点の水の流れを感じました。


 



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 その後、探検隊の活動記念として植樹を行いました(下)。みんなで植えたサクラが綺麗に咲く頃にまた来てみてね。
 








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 そして4番目に、【世増ダム】へ向かいました。
 このダムの役割は1.水害を防止する 2.河川の水量を適切に保つ 3.水道や営農に使う 4.水力発電 が挙げられます。
 ダムの説明を受けた後には堤体の上を歩き、大きさを実感できました。
 世増ダムの目的の一つでもある水力発電についても模型を用いた説明がなされ、興味津々でした。

















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 お昼休憩をした後は、小学校の近くにある果樹園へいき、イベント当時に収穫の最盛期を迎えていたブルーベリーを自分で摘み取りました。
 なかには、自分の家でブルーベリーを育てているという子も。
 お土産用もいただき、大満足!

 果樹園で使われている水は、世増ダムから運ばれています。ダムの水は、見学してきた頭首工で取水され、吐水槽に溜められた後、給水栓から出てきます。
 水がどのように運ばれているのか分かったかな?
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 最後に、小学校について解散式を行いました。
 水の循環、水の使われ方について学習できた良い機会になったと思います。

 児童の皆さん。関係者の皆様。お疲れ様でした〜(^^)