7月4日(月)、浅瀬石川土地改良区と田山堰土地改良区が主催する「浅瀬石川 水の旅」が開催されました。この旅は、普段何気なく使っている水の大切さや農業水利施設の役割について学んでもらうことを目的に毎年開催しており、今年は黒石市追子野木小学校の4年生24名が参加しました。
まずは小学校で出発式。
土地改良区職員の挨拶や、先生からは講師の方の話をしっかり聞くようにという注意がありました。
出発式を終えるといよいよ水の旅に出発です。
【出発式の様子】
バスに乗って移動し、最初の目的地の浅瀬石川ダムに到着し、まずは監査廊を見学しました。
監査廊には、浅瀬石川ダムに生息するヤマメなどの魚が入った水槽があり、児童たちは熱心に見ていました。
【魚の入った水槽に興味津々です】
監査廊を出て、堤体の上からダムの下流を眺めると、児童たちは、目のくらむような高さにびっくりしている様子でした。この日のダムの貯水位は74メートルでしたが、最大88メートルまで水を溜めることができます。児童たちは、浅瀬石川ダムには農業用水の供給のほかに洪水調節や水道水、水力発電といった機能を持っているという説明を聞き、しっかりとノートに書きとめていました。
【説明を聞く児童たち】
【浅瀬石川ダム】
実際に水がきれいになる様子を実験して見せると、児童たちは黒ずんでいた水が透明に変化
していく様子に感心しているようでした。
【真剣な様子で実験を見ています】
続いて、温湯頭首工にやってきました。ここでは頭首工の役割や水がどのように取水されて
いるのかについて説明を受け、その後、実際にゲートを操作し、川をせき止めて取水する様子を見学しました。
ここで取水される水は、農業用水として水路を流れて農地へと運ばれていきます。このような農業水利施設が農業にとって非常に重要な役割を担っています。
【温湯頭首工」】
最後に、黒石地区清掃施設組合(ゴミ処理場)を見学しました。児童たちはごみの焼却や埋め立て、リサイクルについての説明を受け、クレーンでごみが運ばれている様子を見学しました。また、大量の空き缶が圧縮されたものなどを見て触れて楽しく学んでいました。
【クレーンでゴミが運ばれます】
今回の水の旅では、自分たちの生活を支える水について学ぶことができました。この体験を通して身の回りにある水の大切さを分かってもらえたと思います。
追子野木小学校の皆さん、浅瀬石川土地改良区・田山堰土地改良区の皆さん、お疲れさまでした。
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