本地区の水路を流れる水は、主な水源が湧き水のため水質がとてもよく、貴重な生き物が多く確認されています。
明神堰地区では、この環境を守るため、以前から地元住民が中心となって環境保全活動を行っています。
今回の活動は、子どもたちが地元の水路にどんな生き物がいるのか勉強し、稚魚の放流活動を行うことで環境保全への関心を高めてもらうために、奥入瀬川沿岸地域保全広域協定の資源向上支払(共同活動)として実施され、普段農業に関わっていない人たちも多く参加しました。
【最初にみんなで記念撮影】
網で捕まえた生き物を自分たちの水槽やバケツに入れて観察しました。
【捕まえた生き物を観察しています】
【大人も夢中になって生き物を捕まえていました】
その後、上流にある奥入瀬川鮭鱒増殖漁協切田孵化場まで移動し、水路の生物調査とイワナの稚魚の放流を行いました。水路の上流部は整備されていないため、自然のままの土水路となっています。参加者は、下流部と上流部の環境を見比べながら、熱心に生き物を観察していました。
【上流部は土水路となっています】
【稚魚をバケツで運びます】
【稚魚放流の様子】
【柿野講師による生き物教室】
明神堰を流れる水はとてもきれいなため、魚や昆虫だけではなくセリやクレソン、梅花藻などの植物もたくさん生息していることがわかりました。
【梅のような花が咲くので「梅花藻」といいます】
最後に、広域協定の方から「大きくなっても地元にこのすばらしい川があったことを忘れないでください」というお話がありました。
今回の活動を通じて、生き物の大切さを学ぶことができ、子どもたちの地元の環境に対する関心も高まったことと思います。
小学校皆さん、関係者の皆さん、お疲れさまでした。
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