「十和田湖水たんけんたい」は、「田んぼの水はどこからくるの?」をテーマに、地元の法奥小学校の生徒が授業の一環として実施する農業水利施設の見学会です。
参加したのは地元の小学校の児童10名とその保護者4名。
施設見学会で利用するバスは「中山間ふるさと・水と土保全対策事業」を活用して借り上げています。
【バスに乗り込む児童たち】
まずは、山の中から水を通すために作られた水路トンネルの「ドマクボトンネル」と昔のが人力で掘った「暗渠手掘跡」を見学しました。
【ドマクボトンネル】
【暗渠手掘跡】
次に奥入瀬川から漆畑堰に水を取水するための「焼山取水口」を見学しました。
【焼山取水口】
「焼山取入口」から更に上流に向かい、十和田湖の「青ブナ取水口」へ行きました。
【説明を聞く児童たち】
十和田湖の湖水を直接取水している十和田発電所の導水路は、かんがい用水路としての機能を兼ねているため、かんがい期はかんがい用水に必要な水量分で発電し、非かんがい期は十和田湖の景観を保持し、影響を与えない範囲で発電しています。
【発電所内の様子】
【十和田発電所の発電機】
その後、お昼を挟んで「奥瀬堰頭首工」を見学し、地元の水田に水を運んでいる「奥瀬堰
幹線用水路」へ向かいました。
【奥瀬堰頭首工】
事前に用意していたアヒル人形を水路に落として、用水路の流速を計測しました。
【アヒルレーススタート!】
【自分のアヒルを見失わない様、走っています】
流れが速く、皆さん走ってアヒルを追いかけました。
【アヒルレース後に記念撮影】
この他に「田茂木取水口」「篠田地川」などを見学し、生活に必要な水とその大切さについて学びました。
【田茂木取水口の沈砂池】
【篠田地川の排水路見学】
施設見学後、焼山取水口、青ブナ取水口、奥瀬堰頭首工、田茂木頭首工、篠田地川で取水した水の水質調査を学校で行いました。
【取水した水の水質調査】
【水の色を確認し、どの水質か番号を確認しています】
水質調査キットを使い、水の色が変化するのを確認しました。調査の結果、十和田湖の水が一番きれいであることが分かり、同じ十和田湖から流れてくる水でも、場所によって水質が違っていることに皆さん驚いていました。
今回の施設見学会は、みんなで環境について考える良い機会になったのではないでしょうか。
皆さん、お疲れ様でした。
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