土場川地区の子どもたちによる生態系調査

土場川地区環境公共推進協議会では、地域の子供たちに農業水利施設の大切さや地域の環境について知ってもらおうと、七戸町立天間東小学校の4年生児童12人を対象とした甲田揚排水機場の見学と土場川地区での生態系調査を平成28年6月28日(月)に実施しました。

土場川地区環境公共推進協議会は、土場川土地改良区と3つの多面的機能支払交付金の活動組織から構成されており、今回は、七戸(土場川)地域水土里保全会の活動エリア内で実施しました。
最初に、七戸(土場川)地域水土里保全会の代表を務める甲田友廣さんがあいさつし、その後、土場川土地改良区の半﨑徹也さんが甲田揚排水機場の説明を行いました。あらかじめ配布された資料を見ながら、説明を聞く子供たちの表情は真剣そのものでした。

当日は天気も良く汗ばむような暑さでしたが、それにも負けず一生懸命説明を聞いて勉強していました。

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【半崎徹也さんのお話を真剣に聞きながら、メモを取る子供たち】


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 【初めて見る機械にみんな興味津々でした】

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【甲田揚排水機場の裏側にある除塵機(ゴミを取る機械)も見学しました】

甲田揚排水機場を見学した後は、スクールバスに乗って生態系調査の現場へと移動です。
ここからは、小川原湖自然学校の相馬孝さんが子供たちを指導してくれました。
相馬さんは上北県民局管内の環境公共コンシェルジュにも登録されており、様々なイベント等で子供たちに自然の大切さを教えている方です。

まず、最初に子供たちが行ったのは、簡易的な水質検査とph測定です。初めての経験な
ので、慣れない手つきで試験器具を扱っていましたが、相馬さんの説明をよく聞きながら頑張って取り組んでいました。

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【相馬さんの御指導のもと、水質キットの色の変化を見ています】

次はいよいよ生態系調査です。相馬さんから子供たちに、「安全に気を付けながら調査しましょう」と説明があった後、用水路に入れて子供たちに網の使い方を指導してくれました。
「水路脇の草むらの下を網でガサガサするんだよ~。ガサガサしたら網の中を確認してみようね。」と、相馬さん。調査方法をしっかり学習した子供たちは、水路に落ちないように気を付けながら、2人1組のペアになって調査を行いました。

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  【相馬さんが網の使い方を指導中!】

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  【みんな、大物を捕まえようと必死です】

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【捕まえた生き物を相馬さんが分かり易く解説しています!】

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【こんなに大きなオタマジャクシも(Д;)ノ!!

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  外来種アメリカザリガニも捕まえました】

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【タナゴ、ドジョウ、メダカなど、その他にもいっぱいとれました(^_^)v】

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   【最後のあいさつをする甲田友廣さん】

今回子供たちは、農業水利施設の大切さや自分たちが住む地域には多くの生き物が棲める豊かな自然があることを学んでくれたことと思います。とても良い経験になったようです。
最後は、七戸(土場川)地域水土里保全会代表の甲田友廣さんのあいさつで終了となりました。みなさんお疲れ様でした。