環境公共推進プロジェクト ふるさとの水を探る旅
9月12日(木)、中南地域県民局と水土里ネット岩木川支部が合同で「環境公共推進プロジェクト ふるさとの水を探る旅」を開催しました。
この旅は、ダム、農業水利施設(ため池、揚水機場、農業用水路)の役割の学習、木工体験などを通じて、健全な水循環を守り、豊かな地域資源を将来に引き継ぐことの大切さを理解してもらうために開催したもので、今回は弘前市立高杉小学校の4年生25名が参加しました。
まずは小学校で出発式。出発式が始まった時に降っていた雨も、終わるころには止み、いよいよ「ふるさとの水を探る旅」の始まりです。
小学校からバスで移動し、高杉小学校付近の水田へやってきました。この水田で稲を作付けしている弘前北部土地改良区の佐藤理事長から、水田での水の役割、用水路や水の管理について説明してもらいました。
ここでは、弘前北部土地改良区の大鰐事務局長から、ため池は水田へ使う農業用水をためておく目的として造られていると説明がありました。
続けて、高杉揚水機場へやってきました。
杭止堰土地改良区の田澤事務局長から、高杉揚水機場は、ポンプにより相馬ダムから流れてくる水を水田へと運んでいると説明がありました。
続いて、相馬ダムへ向かいました。子供たちは相馬ダムの大きさに驚いていました。
相馬ダムでは県民局水利防災課から、ダムには水不足を防いだり、大雨から農地などを守る役割があると説明がありました。
続いて、西目屋村中央公民館で木工体験を行いました。
木工体験の前に県民局林業振興課から、森林には土砂崩れを防いだり、水をきれいにしてくれる役割があると説明がありました。
今回の木工体験は椅子かプランターカバーの2種類から選べるもので、子供たちは釘打ちに苦労しながらも、最後は上手に組み立てていました。
続いて、県民局農村計画課から「水循環と環境公共のお話」を紙芝居で説明を行いました。
子供たちは、きれいな水が循環し、山・川・海の環境が守られていることを学び、川にゴミを捨てたりしないなど、水を汚さないようにすることが大切だと理解してもらえたのではないでしょうか。
最後は、岩木川左岸幹線用水路で子供たちが楽しみにしていたイワナのつかみ取りを行いました。最初はイワナに逃げられていましたが、コツをつかんだ子供たちは歓声をあげながら元気よくイワナを捕まえていました。
今回の水の旅を通して、水循環を守ることの大切さ、地域資源を将来に引き継ぐことの大切さを少しでも感じてくれたのではないでしょうか。