も~帰るの?

三戸町にある三戸深山牧場では、今年度から草地畜産基盤整備事業を活用した草地整備を実施し、自給飼料の安定確保を図るとともに、肉用牛の生産コストの低減と生産拡大を目指しています。
 
また、三戸地区環境公共推進協議会が牧場の維持管理を行うことで、放牧牛の適正管理と牧場管理コストの低減を図っています。
 
今回は、三戸地区環境公共推進協議会が行った協働活動の様子について紹介します。
 
今年の牧場の開牧は5月12日に行われ、44頭の牛が放牧されました。
 
その後、牧場を利用している農家や獣医さんは、月に1回程度、牛を1か所に集め、病気やけがをしている牛はいないか検査します。
 
今年は6月5日に1回目の衛生検査を実施し、合計5回の検査をみんなで協力して行いました。
 
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【みんなで牛の健康状態をチェックしています】
 
 
そして、10月26日の退牧の日、70頭に増えていた放牧牛たちは名残惜しそうにそれぞれの牛舎に帰っていきました。
 
約6ヶ月の間、牧場で過ごした牛たちは、雪が降る前にそれぞれの牛舎に帰っていきますが、中には、まだまだ広い牧場に居たくて言うことを聞かない牛もいて、飼い主たちを困らせていました。
 
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【家に帰るのを嫌がり、必死の抵抗する牛たち】
 
 
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【最後はしぶしぶトラックに乗せられて帰っていきました】
 
 
三戸地区環境公共推進協議会では、公共牧場の整備に当たり、良好な放牧環境や景観の保全
に配慮したひ ( いん ) ( りん )(家畜が暑さを避けるための日陰となる林のこと)の配置を計画するなど、環境の保全・再生に取り組んでいます。
 
また、牛の健康検査のほか、管理運営の支援を中心とした協働活動を実施することで、地域コミュニティーの維持に寄与しています。
 
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