「後潟水土里ふれあいの旅2015」

平成27年7月2日()、水土里ネット青森北部と水土里ネット青森第二北部では、青森市後潟小学校の5年生(13人)を対象に、野外学習「後潟水土里ふれあいの旅2015」を開催しました。野外学習では、頭首工やため池、農業用用排水路などの農業水利施設の役割を学習するとともに、それらの施設に棲む生き物の観察や農業用水の水質調査を行いました。
 
〇みんなで集合写真
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後潟小学校での出発式でスタート。
主催者を代表して菊池理事長(水土里ネット青森第二北部)からの挨拶があり、その後、菊池校長先生の挨拶、担任の瀧本先生による注意事項説明と続き、全員で集合写真を撮影しました。いよいよバスに乗って出発です。
 
〇いよいよ出発!
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左堰堤(常花志園)に到着。
菊池理事長(水土里ネット青森第二北部)による左堰堤の施設説明、県民局職員による山川海の水循環・水源林等の説明、環境公共プロフェッショナルの青森市工藤次長による生き物観察、児童による簡易水質調査CODpH、透明度)が実施されました。(内容盛りだくさんです。)
 
〇水の循環等について勉強中
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5年生にもなると、時折メモをとりながら、みんな真剣に説明を聞いて、勉強していました。児童全員がパックテストにより左堤堰の水質を確認し、その後、生き物観察を実施。
みなさん目の前の生き物に興味津々で、事前に配布されたポケット図鑑を使って、一つ一つ確認して生き物の名前を調べながら、楽しそうにしていました。
 
〇農業水利施設に棲む生き物を観察中
(手前は環境公共プロフェッショナルの青森市工藤次長)
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内堰頭首工では工藤事務局長による施設説明の後、実際に児童たちがゲート操作を体験しました。(5回転/1人)
ゲート操作中、複数の魚の泳ぐ姿が確認されましたが、最後に逃げ遅れたモクズガニを児童達が見つけて大騒ぎに。この後、ここでも生き物観察と水質調査を行いました。生き物調査では、自分たちで見つけたモクズガニに近づき、興味津々に覗き込んでいました。
 
〇逃げ遅れたモクズガニ
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次は分水工です。ここでは、分水工の機能説明にあわせて、農業にとっての水の重要性を伝える話として水争いの歴史について、水土里ネット青森第二北部の工藤副理事長がお話してくれました。児童たちは、話を聞いて、水の重要性について再認識していたようです。
 
〇分水工で水争いのお話を聞いています。(もちろん、施設の説明も)
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最後の施設です。田んぼには欠かせない用水路。とても重要な施設ですが、その用水路で本日のビッグイベントであるアヒルレースが行われました。この日のために、各自ペイントをし、トレーニングを積んできたとかこないとか…満を持してアヒルちゃん達の登場です!長さ900mの用水路を、一生懸命泳ぎます。というか、流されています()。(アヒルちゃん人形が。)
 
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途中、飼い主(持ち主)の児童が風で扇ごうとする様子も見られる中、みんな自分のアヒルちゃんと一緒に一生懸命併走しました。最後は一着でゴールしたアヒルちゃんの飼い主が両手を挙げてガッツポーズ!かなり喜んでいました。(タイムは2357秒)優勝賞品はありませんが、名誉のアヒルちゃん人形ブリーダーに!
 
〇アヒルレース 優勝してガッツポーズ!
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ヒルレース終了後、現地で集合写真を撮影。
今日一日、生徒の皆さんは、楽しく過ごしてくれたようです。
 
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バスで小学校に戻り、解散式となりましたが、児童のみなさんからは感謝のお言葉をいただきました。ありがたいことです。そして、ちょうど12:00の鐘の音が…。
以上で「後潟水土里ふれあいの旅2015」は終了しました。雨が降らずに本当によかったです。みなさんお疲れさまでした!農業水利施設の大切さについて学び、また、自分たちが住む地域には多くの生き物が棲める豊かな自然があることを学んでくれたと思います。
 
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今回の活動で使用した水質調査キット、移動用バスの借上げは「中山間ふるさと・水と土保全対策事業」により水土里ネット青森北部、水土里ネット青森第二北部に支援されたものです。青森県では、中山間地域等の農村において、地域の活性化のために活動している団体に対し、その活動に必要な物資の提供等を行っています。今後も、地域で行われている「ふるさとづくり」を支援していくこととしています。
 
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