先進地を見学しよう!!in県南

 平成26114()に、西北管内の環境公共推進協議会が合同で行った先進地視察の模様を紹介します。
 
 管内の複数の協議会では、普段各々に活動を行っていますが、今回の視察では、横のつながりを持ち情報共有することで各自の活動の幅を広げること、また、環境保全を目的とした工法や維持管理を行っている地区や施設などを見学し、見識を深めることを目的に開催されました。
 
 平成26年度は、6つの協議会から17名の方々が参加し、「十和田市の疎水」「稲生川に整備された小水力発電設備」「地域と行政が一体となって作り上げた一本木沢ビオトープ」を視察することになりました。皆さんドキドキ・ワクワクです…☆
 
 お尻を痛くしながらバスに揺られること約2時間。途中みちのく有料道路の紅葉がとても綺麗でしたが、景色に見とれてしまって写真を撮るのを忘れました。(T_T)
 
 そんなこんなで一つ目の稲生川頭首工に到着です。
 
『稲生川疎水・稲生川小水力発電
 頭首工とは、田んぼなど営農で使用する水を、川から取水するために作られた施設ですが、本地区は奥入瀬川にコンクリートを固めて作った「固定堰」タイプで、幅が52mもあります。
 ここから取水された水が稲生川として流れていく、まさに、稲生川の始まりの場所!
十和田湖の水だけあってとても綺麗でした
 
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【稲生川頭首工】
 
 
 
 
 
 
 この稲生川頭首工のすぐ近くに綺麗な公園があるのを知っていますか?
 県営法量地区水環境整備事業で整備した農村公園なのですが、約160年前、稲生川を作った時に使われた測量機器や土木道具等のオブジェなどがあります。
 
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【農村公園】
 
 
 
 
 
 
 続いては、小水力発電施設の見学です。
 三本木幹線用水路の落差を利用した小水力発電を行う施設ですが、水を使えるのが51日から915日頃までのかんがい期(川から水を引いて、田畑を潤す期間のこと)に限られているため、1年を通して水力発電を行うのは無理なんだとか残念。
 発電した電気はすべて売電して、土地改良区の施設の維持管理に回しているとのこと。しかもエコで地球にも優しい
 
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【かんがい期の
  稲生川小水力発電
  
 
 
 
 
『お昼ご飯』
 先日のB級グルメでグランプリを獲得した十和田名物「バラ焼き」をいただきました。
たっぷりの玉ねぎと甘辛いたれが見学で疲れた体に染みる~。やませ(冷湿な北東風)で冷え切った体もほっこり。みんなの箸がとまりません!(*^_^*)
ボリュームも満点でとてもお腹一杯になりました。
 手頃な値段で食べられて、すごく美味しいので是非食べてみてください♪
  
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【バラ焼き】
  
 
 
 
 
『一本木沢ビオトープ(ため池)』
 一本木沢ビオトープは、稲生川土地改良区が管理しているため池を、地域の環境学習の場となるように、北里大学や維持管理を行う地域住民などの意見を取り入れながら、野鳥や小動物のための緩傾斜護岸やホタルが生育できるような水路を、県営農村振興総合整備事業で整備したものです。
 整備された後も、行政・関係団体・市民・北里大学が協同で保全管理をしていて、毎年、地域が主催する蛍やトンボの観察会やバードウォッチングなど自然と触れあうイベントが多く開催されています。
 景色はとっても綺麗だったのですが、 当日は強風ですごく寒くて・・・。
 園路も整備されているので、天気が良い日にはウォーキングやピクニックなんかしたら最高ですね
 
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【ため池の様子】
 
 
 
 
 
 
 西北管内環境公共推進協議会では、平成22年度から合同で先進地視察を行っています。今年で6回目を迎え、県内各地の先進地を見学してきました。そろそろネタが…なんて言葉も事務局の方からちらほら聞こえていましたが、来年の視察が待ち遠しいです(^o^)