「台湾訪日調査団来青!」

平成28年5月10日(火)、台湾の宜蘭(ぎらん)農田水利會が十和田市の土地改良施設を見学するため来青されました。

現在、台湾は日本と国交がなく、土地改良関係の交流窓口は全国農村振興技術連盟が担当しています。
今回の施設見学は、台湾農田水利會聯合會(日本の全国農村振興技術連盟に相当する組織)が宜蘭農田水利會(日本の土地改良区に相当する組織)から、「十和田市周辺の土地改良施設を見学したい」との要請を受けて、全国農村振興技術連盟に依頼したことから実現しました。

今回の見学先は、小水力活用農村活性化発電施設整備事業で造成された稲生川小水力発電所と、地域用水機能増進事業及び国営農業用水再編対策事業で造成された稲生川沿いの「稲生川ふれあい公園」です。

まずは稲生川小水力発電所を見学しました。

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  【落差8.8mの水路に興味津々です】

落差8.8mある水路から勢いよく流れ落ちる水や、室内に設置された発電機などに興味津々の様子でした。
水力発電所ではパネルと資料を用いて説明しました。宜蘭農田水利會の方々が分かりやすいように、資料は日本語と中国語(繁体)に分けて作成しました。

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【中国語版の資料を見ながら、担当者の説明を聞いています】


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 【発電所の説明を聞く宜蘭農田水利會の方々】

水力発電所についての説明が終わると「収入や支出はどの程度か?」「点検の頻度は?」「売電先は決められているのか?」など、たくさんの質問がありました。

最後に小水発電所をバックに記念撮影。
(「環境公共」についてもさりげなくアピール。)
稲生川土地改良区の方とも固く握手を交わしました。

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        【記念撮影】


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    【固い握手を交わしました】

その後、「稲生川ふれあい公園」へバスで移動しました。

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    【遊歩道沿いの水路を見学中】

稲生川ふれあい公園に到着した時には雨が降り始めてしまいましたが、遊歩道の散策や遊歩道沿いを流れる水路を見学しました。

宜蘭農田水利會の皆さま、台湾から遠路はるばるお疲れ様でした。

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