浅瀬石川水の旅
水土里ネット浅瀬石川では、毎年、小学生を対象に、森林と水の大切さを学んでもらうため、上流のダムから浄水場や水路、末端の浄化センターまでを巡る見学会を毎年開催しています。
7月6日には、藤崎町立藤崎小学校の4年生を対象に、「浅瀬石川水の旅」が行われましたので、その様子を紹介します。
まず、地域の貴重な水瓶である浅瀬石川ダムを見学しました。
ここでは、ダムの中を通る監査廊に入りました。中はひんやりとしていて、まるで冷蔵庫のようでした。
ダムの資料館では、森林管理署の方が講師となり、葉っぱから木の名前を当てるクイズをしたり、それぞれの木の特徴を話しながら森林の大切さについて教えてくれました。
スポンジを森林に見立て実験をし、森林の水を蓄える働きをわかりやすく学ぶことができました。
ダムからとった水は直接飲めるわけではなく、浄水場できれいにしてから各家庭へと届けられます。
濁った水がきれいになっていく様子に子どもたちは目を丸くしていました。
次に川から取水する施設である浅瀬石川第一頭首工を見学しました。
ここでは川をせき止めて、水位を上げることによって取水しています。
取水した水は用水路を通って田んぼへと運ばれます。
この水路脇は花壇になっていて、地域の人の交流の場にもなっているようです。
処理前と処理後の水を比べてみると、とてもきれいになっていることがわかります。
あまりの変わり様に、子どもたちはとても驚いた様子でした。
コイが泳いでいた、この池の水も浄化センターで処理された水だそうです。
普段、何気なく使っている水ですが、子どもたちは、「水の旅」を通して、「水」と「水を貯える森林」の大切さを感じてくれたと思います。
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