ふるさとの水を探る旅
9月4日(月)、水土里ネット岩木川が主催する「ふるさとの水を探る旅」が開催されました。この旅は、毎日のように目にする水田や畑で使われる水がどこから来るのか?そんな疑問を解決するために開催されており、今年は弘前市立岩木小学校の4年生80名が参加しました。
はじめに、小学校正門前で出発式をしました。
鎌田校長から「いま、私は心配なことがあります。最近、雨が降っていないため、学校田が乾いてしまって稲が枯れないか・・・学校田に使われている水は、どこから来ているのか?」と挨拶があり、それを探るため、小学生は旅に出発しました。
最初に杭止堰幹線用水路を見学しました。
用水路は水を運ぶ役割を持つ施設で、川から取水した水が用水路を通って田んぼへと運ばれます。
続いて、杭止堰頭首工を見学しました。
この頭首工で取水された水が隧道、用水路を通って岩木小学校の学校田へ運ばれていきます。
次はさらに上流へ進み、津軽ダムを見学しました。
ダムに蓄えられる水は、頭首工や用水路を通り、かんがい用水として利用されます。また、津軽ダムの水は、発電や水道用水としても使われています。
最後に、小学校正門前で帰校式をしました。
水土里ネット岩木川から、「今日見学したような水利施設にゴミを捨てると、巡り巡って学校田にゴミがたどり着く結果となることから、ゴミを捨てないように」とお願いしました。
今回の水の旅で、学校田の水は津軽ダムから運ばれていることがわかりました。田んぼに水が運ばれるまでに多くの施設とそこで働く職員の力があることを学ぶことができたと思います。
開催してくださった水土里ネット岩木川、岩木小学校のみなさん、お疲れさまでした。