園児による稚魚放流会

 令和5年7月4日、五戸川において稚魚放流会が行われました。「魚にやさしい五戸川の環境づくりを進める会」は、五戸川流域を対象に、環境の保全に必要な住民活動を行うことを目的とした団体です。平成20年度から地元幼稚園・保育園児による稚魚の放流会を実施しています。今回放流が行われたのは五戸川中流域2か所で、くらいしこども園・みゆき保育園・江渡幼稚園の園児ら45名が、イワナとヤマメの稚魚、合計4,000匹を放流しました。

【会長からの挨拶】

 はじめに会長から、参加した園児に向けて、安全に配慮し楽しく活動してほしいなどのお話がありました。次に、県民局職員からは環境公共についての説明がありました。普段何気なく使っている水の大切さや稚魚放流と水循環の関係などについて学びました。

【水循環と環境公共についてパネルで学習】
【おおきくなってね!と声をかけながら放流】

観察用に制御が用意され、園児は稚魚と制御の違いについてよく観察していました。

成魚観察の様子

 放流と観察が終わると、園児たちからは「いつ大きくなる?」「さっきの魚はどこまで泳ぐの?」など、たくさんの質問があがり、興味を示している様子でした。環境公共の学習で学んだ水循環について、更に興味と理解を深めることができた放流会になりました。

【おみやげももらえてうれしそう!】

【記念撮影】

 最後に記念撮影をして、今回の放流会は終了しました。魚にやさしい五戸川の環境づくりを進める会は、適切な水循環の保全のため、また次世代を担う園児たちに五戸川の自然環境を知ってもらうため、今後も園児たちによる放流活動を続けていく予定です。