なまず米の田植え体験

 平成23年度から平成28年度に福島徳下地区ほ場整備事業で整備されたビオトープ(生物生息空間)の脇の学習田で、令和5年5月26日に、常盤小学校5年生43名による「なまず米」の田植え体験が行われました。

 本取組は、毎年、地元農業者で構成される徳下地区環境を守る会と常盤小学校が共同で行っており、今年で9回目の開催となります。

 学習田で作付けされる米は農薬を使用せずに栽培し、なまずが生息するきれいな水環境を目指す田んぼで栽培されることから、「なまず米」と名付けています。

 作業は、「カタ」を使用した田んぼの型付けから始まり、その後、みんなで田植えを行いました。

「カタ」を使用した田んぼの型づけの様子        田植えの様子
    (曲がらず上手にできました!)    (みんな泥まみれ、一生懸命です!)

 

 はじめは、田んぼに足を入れた瞬間「うわっ!気持ち悪い!」などの声を上げていた小学生も、泥まみれになりながら、一生懸命に作業を行い、最後はニコニコの笑顔で作業を終えていたようで、いい思い出と経験になったのではないでしょうか。

      田植え前の田んぼ            田植え後の田んぼ

 

 こうした農薬を使用せず、環境に配慮しながら取り組まれる「農業」を体験することで、小学生の皆さんも農作業の大変さと共に、環境保全や美味しい米を作るための水環境の大切さなどを学ぶことができたのではないかと思います。

 今年度は引き続き、田んぼの除草作業や稲刈りなどが予定されています。