「なまず米」の田植えとビオトープ池の生き物観察会

福島徳下地区のほ場整備事業で造成した学習田とビオトープ池で、藤崎町立常盤小学校5年生による「なまず米」の田植えと、3年生による生き物観察会が行われました。
 
この田植えと生きもの観察会は、徳下集落農業活性化協議会の協力により毎年実施しており、今年で5回目となりました。
5年生は、地元農家の方々から田植えのやり方を説明してもらった後、早速挑戦。みんな、慣れない作業に悪戦苦闘しながらも、楽しんでいました。

イメージ 1イメージ 2
                 田植定規(カタ)をコロコロ                           田植えの様子

イメージ 6イメージ 3
       中南県民局の職員も挑戦!              上手に植えることができました

秋には稲刈り体験も行う予定です。自分で植えた稲が成長するのが待ち遠しいですね。
3年生は隣のビオトープ池で生き物観察会を行いました。長靴に水が入りながらも、たくさんの水生動物を捕まえました。

イメージ 4イメージ 5
              足を取られながらも挑戦                      何かいたかな?

イメージ 7イメージ 8
                   ナマズに触ってみた!                          専門家の指導による観察と記録
 
ビオトープ池とその周辺にはたくさんの色々な生き物がいることを楽しみながら知ることができました。

藤崎町徳下地域では、かつてたくさんのナマズが水路を遡上し、水田で産卵していましたが、水路のコンクリート化や農薬などによりその姿を見ることができなくなりました。
そこで、ナマズが再び水田に戻れるよう地元農家が立ち上がり、水田へナマズが遡上する魚道の設置や減農薬栽培を行ってきた結果、ナマズが再び水田に帰ってきました。
協議会では、ナマズが生息する水田で収穫されたお米を「なまず米」と名付け、町内の産直施設で販売するなど、地域の安全・安心なお米をPRしています。

今回の体験を通じて、子供たちは環境を守ることの大切さを学んでくれたと思います。