令和元年10月7日、十和田市立藤坂小学校の4年生を対象に「藤小ふるさとの水探検隊」が開催されたので、その様子を紹介します。
この学習会は、地元の小学生に農業水利施設の役割等について学んでもらうことを目的に、水土里ネット十和田が毎年行っているものです。
まず最初は、十和田市の六日町地区にある田んぼアートの見学です。
このほ場は、元々耕作放棄地でしたが、水土里ネット十和田や地域住民の方々が協力して、平成26年度から田んぼアートを制作しています。今年は、十和田市観光PRキャラクターの「駒松くん」です。
「お父さんが田んぼアートの制作に関わっている!」と言う児童もおり、みなさんとても興味深そうに説明を聞いていました。
次は、水土里ネット十和田が管理している大光寺頭首工の見学に行きました。
ここでは、頭首工の歴史や役割について学びました。頭首工が川から水路に取り入れる水は、1秒間にお風呂10杯分の水量だという説明を聞き、みんなはとてもびっくりしていました。
次は、法量農村公園に行きました。
ここでは、水土里ネット稲生川の方に稲生川頭首工のほかに、サイフォン水路や熊の沢水路橋の説明をしていただきました。
水路にも種類があり、田んぼに水を届けるためには、いろいろな工夫がされているということを学べたようです。
サイフォン水路については模型を使った実演も行い、実際に水がどのように流れているのかを学びました。
最後は、老朽化した用水路の目地詰め体験です。
まず最初は、水土里ネット十和田の方がお手本を示し、いよいよ実際に自分達で挑戦です。
最初はなかなか上手くいかない子供たちでしたが、段々と上達してきたようで、きれいに目地詰めをしていました。
「きれいにできたよ!」「何箇所もやれたよ!」など、楽しみながらできたようです。
今回の学習会を通じて、日頃何気なく見ている農業水利施設の役割や、その維持管理の大切さや大変さについて学ぶことができたのではないでしょうか。
藤坂小学校のみなさん、関係者の皆さん、お疲れさまでした。