藤小ふるさとの水探検隊

平成30年9月28日、十和田市立藤坂小学校の4年生を対象に「藤小ふるさとの水探検隊」が開催されました。

このイベントは、地元小学生に農業水利施設の役割等について学んでもらうことを目的に、水土里ネット十和田が毎年行っているものです。

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【バスに乗って出発!】

初めに、十和田市の六日町地区にある田んぼアートを見学に行きました。
この田んぼアートは、元々耕作放棄地だった農地を活用して、毎年農家や地域住民の方々が協力し制作しています。

水土里ネットの方から、使われているお米の種類や制作時の苦労などについていろいろと教えてもらいました。
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田んぼアート作りで一番苦労しているのがデザインを決めることらしく、来年度は藤小の皆さんも案を考えてくれるかも…とのことでした。

続いては、水土里ネット十和田が管理している大光寺頭首工で、頭首工の歴史や役割について学びました。
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【魚道について説明中】

実際に頭首工から水路へ水が流れる様子も見学しましたが、1秒間でお風呂10杯分の水が流れると聞いて、皆さんとてもびっくりしていました。
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【頭首工から取水する様子を見学】

次は、法量農村公園に向かいます。
ここでは、水土里ネット稲生川の方に稲生川頭首工について説明をしていただきました。
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【遠隔操作でゲートを動かすそうです】

他にも、サイフォンや熊の沢水路橋、水路トンネルなどを見学し、水路にもいろいろな種類があることがわかりました。

また、サイフォンについては模型を使った実験も行い、水が流れるしくみを学びました。
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【サイフォンのしくみを学びます】

公園でお昼ご飯を食べた後は、いよいよお待ちかねの目地詰め体験です。
水土里ネット十和田の方のお手本をしっかり見て、実際に自分達で挑戦しました。
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【目地詰め体験】

最初は苦戦していた子どもたちでしたが、2回目、3回目と行うごとにみるみる上達していきました。

皆さんのおかげで、水路沿いの田んぼは来年から水漏れの心配をしなくて済みそうです。
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【上手にできました】

今回の活動を通じて、参加した皆さんは農業水利施設の役割や、その維持管理の大切さについて学ぶことができたと思います。

参加者の皆さん、関係者の皆さん、お疲れさまでした。