ホタルの餌 ”カワニナ”の引越し作業

12月13日(水)に平川市の石郷地区にある庄司川上堰幹線用水路において水路の土砂上げが行われました。

当水路は、最近では見る機会が少なくなってしまったホタル(ヘイケボタル)の貴重な住処となっています。しかし、整備されてから既に40年以上経過しているため、積ブロックの崩壊や摩耗による経年劣化が多く見られることから、現在、改修工事を行っています。

工事では、一部を生態系に配慮した水路に整備することとしています。

また、平成27年からは、毎年6~7月に「ホタル観察会」が開催されており、地域の皆さんも積極的に参加しています。

今回行われた水路の土砂上げは、ホタルの幼虫の餌となるカワニナやその他の貝類をすぐ隣の側溝に一時移動することを目的に実施され、町会長をはじめとする石郷地区の住民の方々が参加しました。

実際に土砂上げをしてみると、水路内にはカワニナやその他の貝類以外に、ドジョウやフナ等の生きものも確認され、それらも一緒に移動することができました。

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     【水路内で確認されたカワニナ

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          【土砂上げの様子】

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        【土砂上げの参加者】


当水路では、ホタル等の生きものが住むことのできる環境配慮型水路として整備した後、移動した生きものたちを再び水路内に戻す予定です。

環境公共学会HPはこちらから
http://www.npo-afs.jp/kankyokoukyo-gakkai/