野崎地区で生き物調査が行われました

 七戸町の野崎地区では、大雨の際に農業用排水路から水があふれて田畑が水没しないように、排水路を大きくする工事を実施しています。
 
 水路の工事を始める前に、もともとの水路にどんな生物が生息しているのか調査をしたところ、魚類、水棲昆虫類、貝類、甲殻類などの生物が確認されました。
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 これらの生物の保全について話し合う場として、「野崎地区環境公共推進協議会」が設立されました。
 協議会での話し合いの結果、工事前に水路内の生物を捕獲し、別の場所に一時移動させることにしました。
 
 水路の工事は水が使われていない冬に行われます。
 今年も生物の捕獲と調査が行われました。
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 調査には地元の小学生にも参加してもらい、身近な水路にも沢山の生き物が棲んでいることを知ってもらいました。
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 今回の生き物調査では魚類、水棲昆虫類、貝類が確認されました。
 アクリル水槽(写真中の小さい透明な水槽)に生き物を入れて詳しく観察。
 名前は何か、どんな水質の場所に棲んでいる生き物なのかなどの説明を受けました。
 
 見ているだけではなく、実際に魚をさわってみました。
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 11月の冷たい水もなんのその、動くナマの生物にみんな興味津々です。
 
 捕獲した生き物は、観察後に下流に整備した生き物観察広場(保全エリア)へ放流しました。
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 今回の観察会に参加した小学生が大人になっても、この水路で同じ種類の生物が観察できるように、青森県では整備を進めていきます。
 
 小学生のみなさん、建設会社や関係機関の方々、大変お疲れさまでした。
 
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