ミズオオバコ移植について

福島地区では、農地の高度利用と集積による農業経営の規模拡大を図るため、平成28年度から経営体育成基盤整備事業を実施し、用排水路や暗渠排水の整備を行うことにしており、事業の中で環境公共の取組を推進するため、福島地区環境公共推進協議会を設立しています。

協議会では、福島地区環境公共推進計画を策定し、環境保全エリアに群生する希少種「ミズオオバコ」を、保全種として位置付けています。

今回協議会では、ミズオオバコが自生している水路から、その道路を挟んで向かい側にある整備をしない水路と、福島公民館に隣接する農村公園の池に移植・保全することにしました。

10月27日、寒風が肌をさす中、奈良岡会長をはじめとする協議会のメンバー13名で、事前に環境公共プロフェッショナルの奈良岡隆樹氏から御教示いただいた下記の方法でミズオオバコの移植を行いました。

【移植について】
・そのままミズオオバコを植えてもいいが、水路の流量が多いと流される可能性があるため、麻袋に水路の土を入れ、そこにミズオオバコを植え付けて水路に入れる。
ミズオオバコの花の咲いた後に果実が出来、その中に種があるので、果実を袋に入れてみても良い。そこから発芽する。


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  【群生するミズオオバコ 9月7日撮影】

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     【ミズオオバコの実と種】

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        【採取状況】

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        【袋詰め状況】

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      【移植状況(水路)】

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      【移植後(水路))】

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     【移植状況(公園の池)】

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      【移植後(公園の池)】

今回は、水路及び池に麻袋約10袋ずつ設置しました。来年の協議会において、移植先での成長を確認することにしています。

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